あすか(右)「今日は『遠野物語』で有名な"オシラサマ"の話をしよう。ある家で、長女と飼い馬はとても仲がよかった。いつも一緒だった。ところがこの長女、馬と夫婦になっちゃったんだ」
クリスタル(中央)「えーっ?」
アンバー(左)「獣婚ね」
クリスタル(右)「で、どうしたの?」
あすか「父親は怒って馬を殺して木に吊したよ。娘が追いすがって泣くので馬の首も切り落とした。すると娘は馬の首に飛び乗ってそのまま天に昇った。かれらはオシラサマと呼ばれた」
アンバー(左)「あすかっちー、この話恐いよ」
あすか「ゴメン。重要な箇所で抜けなかった」
あすか「跡取りを失った家は途方に暮れた。ある時両親の夢枕に娘が立ち、養蚕の方法を伝授した。養蚕は瞬く間に広がった」
あすか(左)「こうしてオシラサマは女と子供を守る、養蚕と農耕の神となったわけ。今ではオシラサマを祀る家はだいぶなくなったけれど、当時、オシラサマは旧暦1月3月9月の16日にやることになっていて、一度拝むとずっと拝まなければいけなくて、拝むのをやめたり祀り方が粗末だったりすると祟るんだって。だからやたら動物は拝むもんじゃないね」
久美子(右)「まるで狗神ね。こわー」
クリスタル「百ちゃんは可愛いけど、あたし百ちゃんのお嫁さんにはならないからね」
百鬼丸「(ぼくだってお嫁さんは信州柴犬の子をもらってきてくれるってあすかちゃん言ってくれました~、人間のお嫁さんはお断りです、がうがう)」
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とても考えられない話です。
岩手の遠野地方を中心に伝えられる民俗伝承には面白いものがあって、それを柳田国男がまとめたのがこの「遠野物語」と「遠野物語拾遺」でした。
えげつない話から泣ける話までたくさんあります。
「オシラサマ」はそのひとつです。気味悪いなと思いましたが遠野物語では重要なので紹介してみました。
東北地方の不思議なお話はこの他にもたくさん載っています。
に、してもなんで「オシラサマ」って呼び名なんでしょうね?
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