あすか(右)「今日は『徒然草』だよ。これテストに出るよ。『奥山に猫またというバケモノがいて、人間を食べちゃう。山だけじゃなくてこの界隈でも猫が老いて猫またになって人を食い殺す』という噂が流れて、ちょうど行願寺というお寺に住んでる坊さんとこ付近だったの。それで、お坊さんも怖がってたのね」
アンバー(左)「大人がバケモノ怖がるの?」
クリスタル(中央)「猫またって猫が化けたの?」
あすか「まあ、そういうことにしておこう」
あすか「このお坊さんは連歌といって和歌の上の句と下の句を別々の人が作って遊んでその秀逸さを競うことが趣味なんだけどね、夜遅くまでその会やってて、ひとりで帰る途中にね、小川のそばでね」
あすか「猫またが足下に現れて、いきなりお坊さんに飛びついてきたんだ!」
ふたり「恐~い!」
アンバー「食べられちゃったの?」
クリスタル「鎌倉時代っていろいろあるのね」
あすか「お坊さん小川に飛び込んで、猫まただ猫まただ助けてくれーって叫ぶの。みんな飛んできて助けてくれて、そんで猫まただと思ったのはよく見りゃ自分ちの飼い犬なんだよ。あるじを迎えに来て、見つけて嬉しくて飛びついただけ」
ふたり「なーんだ」
あすか「で、せっかく連歌の会でもらってきた賞品の小箱とか扇とかみんな川に流れちゃったんだ。もったいない。私は猫またの正体よりそっちにがっかりしたね。どんなきれいな扇と小箱だったかすごく気になったよ」
クリスタル「ぷっ」
=============================
今回は古典です。「徒然草」の中でも有名な「猫また」。教科書にも載ってますね。
あすかっちは古典が好きなようです。とくに随筆みたく短期間で読み終われるのがいいみたいですね。
<禁・無断複製転載>








