あすか(左)「今日、お母さん臨時の職員会議に行って、GW明けまでガッコ休校決まったって」
久美子(右)「うちもよ。ゲームやり尽くして飽きたわ。ライブ行きたい。カラオケやりたい」
あすか「ストレス溜まる気持ちは分かるけど、今、もう10代でも20代でも乳児でも発症して重症化するからね」
久美子「そうなの?でも1回罹っちゃえば免疫できるんでしょ」
あすか「いや、それは分からない。治ってもしばらくしてまた罹ることあるし」
久美子「夏になれば治まるんでしょ」
あすか「暑い国でも感染爆発してるからそれは期待できない」
久美子「恐いのね。それでツヨシくんこのこと忘れたくて朝からピアノ弾いてるのかな」
あすか「そうだね、海外じゃツヨシくんと同じ歳の男の子も亡くなってるからすべてをピアノにぶつけてるんじゃないの」
久美子「原因なんだっけ」
あすか「クラブやバーやキャバレーでうつりやすいっていうけどそれもそこだけじゃないし。病院で院内感染することもあるし」
あすか「ほんとに変なウィルスだなあ。免疫ができないのか初めから何種類かあるのか……あるいはすごいスピードで変異し続けているとすればワクチン作っても無駄だし……うつっていく過程で普通は毒性が薄まっていくものだけど、このウィルスは逆に強くなっていく……常識が全く通用しない……どういうことだろ」
久美子(右)「あんたに分かんないんじゃ、あたしにも分からないわよ」
あすか(左)「とにかく籠城してて正解ってことだよ」
久美子「そうね、あたしもてっきり10~20代は罹らないと思ってたわ」
あすか「いつどこで感染してるか分からないよ。とにかくこの東京では、いや日本中でもどこも安全ではないってこと。日本人留学生や日本人旅行者も今後帰国できなくなるかもね」
久美子「有名人が次々感染してるわね」
あすか「正直恐いよ」
あすか(右)「あ、ツヨシくん」
久美子(左)「もうクラシックばっかり飽きたわよ」
あすか「ツヨシくん、ストレスが頂点に達している久美子ちゃんのためにJ-POP弾いてくれ。もう、こうなったら、JASRACどころじゃない。思いっきり明るいのやってくれ」
ツヨシ「いいの?」
久美子「あすかっちの許可が出たわ、よろしく」
ツヨシ「分かった。派手なのやるよ、今だけ何もかも忘れて楽しんで。イッツ・ショー・タイム!」
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ツヨシくんはその日、何曲も何曲もJ-POPを弾きました。でも何を弾いたかは秘密。久美子ちゃんは歌いたいのをこらえていました。強がっていてもこの状況で何もかも忘れられるわけもない……。
少しでも早く安心して生活できるようになりますように。
感染した人が早く癒えますように。
日本医師会は、国より先に「医療危機的状況」を宣言しました。
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