シスター・エリノア(左)「私、家庭科担当でしょう。主要五科目外だから、生徒達真面目にやってくれないこともあるんです。布の下に別の教科書隠して内職してたり……」
ノンコ(右)「まあ、それはおつらいですね」
シスター・エリノア「モチベーション下がります」
シスター・エリノア「宿題出せば代行業に出したんじゃないかとかつい疑ってしまいますし、ないがしろにされてるみたいで残念です」
シスター・エリノア「いることはいるんです。ただ、かれらのやる気を削ごうとする生徒もいて」
ノンコ「あらまあ。フルール女学院でそんなことがねぇ。でも少なくても、その少ない生徒さんのために授業しましょうね」
シスター・エリノア「はい」
あすか「シスター・エリノア、いらっしゃい」
シスター・エリノア「お邪魔してます。あすかさんあれから転校して大丈夫なのですか?」
あすか「大丈夫です。ご心配おかけしました」
シスター・エリノア「ああ、よかったわ。新しい学校にはもう慣れました?」
あすか「ええ。居心地はいいです、自由すぎて戸惑ってますけど」
あすか「じゃ、ごゆっくり」
数時間後。
シスター・エリノア「はっ、ゴメンナサイ、ほんとに『ごゆっくり』しすぎてしまいました、たくさん悩み事聴いていただいて、どうしましょう」
ノンコ「車で修道院まで送ります、大丈夫ですよ」
シスター・エリノアが帰ったあとで。
あすか「シスター・エリノア、いっぱい喋って行ってけど」
ノンコ「あの先生、家庭科だから受験に関係ない科目ってことで生徒が真面目にやってくれないってつらいみたいなのよ。こんなこと院長のシスター・クラレンスに言えないしって。大学受験までずいぶん先なのに、生徒はすっかり臨戦態勢なんですって。他にもたくさん悩みが多くて、若いのに可哀想ね。体育も威厳を取り戻そうと何かズレたことしてるみたいだし。でも困ったわ、今でもフルールの先生が相談事に来るの、よくないことなんだけど、つい聴いちゃうのよね」
あすか「お母さん、ほんと人望あるねえ」
ノンコ「嬉しくないわよ。あすかちゃんを追い出しておいていまさら。でもね、誰にも言えなくてつらい思いをしてるっていうのは分かるから……」
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なぜか頼られてしまうノンコさん。
かつては「眠たがり屋のノンコさん」だったのに今は睡眠時間少ないことでしょう。でもどんなに疲れていてもお仕事きっちりこなすところはあすかっちと通じるものがありますね。(※実際の私は怠け者です)
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