えれぽん「私の故郷、世界一女性が殺害されている国と呼ばれてます。ただ女だから、それだけの理由です。中米の中では経済発展しているほうですが、治安は最悪です。白昼堂々強盗も起きます」
ヒロム&ツヨシ「え?」
花織「やーん、花織こわぁい」
えれぽん「私とお母さん、月に一度入国管理局に顔を出さなければなりません。いつ滞在できなくなるか分かりません。私、16才なったら親の扶養から外れます。そしたらふたりとも国へ帰るか、あるいは私だけ帰ることになるかもしれないです。私それとても恐いです。日本に来てはじめて人間らしい暮らしできるようになりました。私ずっと日本にいたいです」
ヒロム「うわー!」
あすか「うーむ、これは大変なことだ。日本に連れてきてくれた人権団体の人たちはどうなってる?」
えれぽん「実は人権団体の人たちの中にも、私を16才になったら預かってくれる話を持ってきてくれた人います。確定ではありませんが。お母さん毎日工場で働いています、私もお母さん助けたい」
ツヨシ(中央)「ひえー」
校長先生「エレンディラちゃんのお家の事情はこう。みんなも出来ることがあったら力になってあげてね」
あすかっち宅。
アルフレッド「日本でこういった人たちを引き受けるのは大変なことです。難しいと思います。日本人を配偶者にするのが一番の近道ですよ。それまでどう乗り切るか……」
あすか「アルフレッドはどうやって日本国籍取ったの?」
アルフレッド「日本と英国をつなぐ橋渡し活動をしておりました。妻と一緒に英国人に日本の神社仏閣を案内したり、逆に日本に英国文化を紹介したり、努力を重ねて帰化しました。認められるまでずいぶんかかりました。そのあとは資格を取りまくりましたし、大変でした。エレンディラさんのような立場だと私のようにはいきません。これはさらに大変なことです」
あすか「だよね」
あすか「同情だけでは国を動かせないからなぁ。かといって移民を簡単に受け入れられるほど日本って国土も広くないし、福祉も難しくなってるんだよねー。天災多いし」
百鬼丸「(あすかちゃんが何か難しい話をしています、がうがう。ぼくは犬です。柴犬でも秋田犬でもダックスフントでもプードルでも、犬は犬です。匂いを嗅ぎ合えばそれでお友達です、がうがう)」
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えれぽんの故郷は大変治安が悪いようです。
今更帰れないけれど、入国管理局もおいそれと受け入れることは出来ず、本当に難しい問題です。えれぽんは故郷の言葉を話せますが、今、日本に住んでいる外国籍の子供たちの中には日本で生まれて日本語しか出来ないという子も。日本がもうちょっと広ければいいというだけでなく、こう災害が多いんじゃ両手を広げてどうぞとも言いにくい……。なんか留学生が台風来ても雨戸の使い方が分からなくてひどい目に遭ったとか聞くとね。ああっ、またディープなこと書いてしまった。









