アルフレッドの声「お帰りなさいませお嬢様、変わったお客様がお待ちしております」
あすかっちの声「変わった客?」
マチルダ(右)「高峰明日香ってあんた?レオンはどこ?」
あすか(左)「君こそ誰だよ」
マチルダ「質問に答えて。レオンは生きているんでしょ?レオンに会わせて」
あすか「レオン先生のことかな。うちのガッコでそういうあだ名の先生いるけど、理科を教えているよ」
マチルダ「嘘よ!生きているなら真っ先に私に連絡してくるはずだわ」
あすか「あー、映画の『レオン』か……。私が知っているレオン先生は、きみのレオン・モンタナじゃなくてレオン本多って呼ばれてる。うちのガッコ、シスターじゃない先生達はあだ名で呼び合うんだよ、ミス・マチルダ・ランドー」
マチルダ「なんで私の名前を知っているの?」
あすか「私は古い映画が好きでね。きみは映画の中の人さ。もしもマチルダの役をやった女の子であるナタリー・ポートマンであれば、とっくに成人してハリウッドで有名女優になってる。でもきみは子どものままだ。きみは実在しない」
あすか「いっぽうでレオンを演じたジャン・レノは映画の中では死んでるが、今は年老いて、結婚してるよ。レオン先生は独身だし」
マチルダ「嘘よ。レオンは私の愛人よ。あんた、なんなのよ」
あすか「レオン先生はお父さんかお兄さんの代わりみたいな存在かな。私は先生の死んだ妹によく似てるんだって。妹には欲情する心配ないからお仕事のパートナーに抜擢されたんだって。でも君が『レオン』の奥さんになったら、私は2歳下の君をお母さんとは呼びづらいな」
マチルダ「そんな……はずはないわ」
あすか「映画が公開されてからもうずいぶん経つよ。世界中の人から支持され愛され、いまも人気作だよ」
マチルダ「レオンに会わせて」
マチルダ「レオン!どうして連絡をくれなかったの?会いたかったわ」
レオン先生「人違いだ。俺は君を知らない。俺はCIAのエージェントだ、気の毒だが君の力にはなってやれそうにない」
マチルダ「えー!信じられないわ」
マチルダ「私はこれからどうしたらいいのか分からないわ」
マチルダ「……さよなら」
レオン先生「彼女は映画に感動し過ぎたあまり、自分をマチルダだと思い込んでしまったんだろう。俺もこのカッコウはやめどきかな、ユベール・フィオレンティーニとでも名乗るか」
あすか「てっきり映画の中から飛び出してきたのかと思った」
レオン先生「ここんところお前の周囲、超常現象が続いたからそう思うのも無理はないさ」
あすか「彼女に帰る家あると思う?」
レオン先生「あるだろうさ」
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「レオン」はリュック・ベッソンとジャン・レノの出世作です。
1994年全米公開、日本に来たのは1995年。
ネット社会になって久しく、今更ここで説明する必要はないでしょう。
「40歳の殺し屋と12歳の少女の純愛物語」ですから、女性からの支持も厚かったそうです。
ちなみにユベール・フィオレンティーニというのはジャン・レノが2001年に「WASABI」というコメディ・アクション映画で演じた刑事の名前です。
彼の娘役を広末涼子が演じたのは有名な話です。
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