パンドラ先生「それでは、今日の英語の時間はここまでです」
ゆきな(左)「つまんな~い。分かりきってること今更。しかもアメリカじゃあんな表現の仕方しないよ」
あすか(右)「そうかい、さすが英検準1級はちがうね」
ゆきな「スカイプでネィティヴに鍛えられたからね」
キラりん「……」
ゆきな(右)「私は君みたいな怠け者じゃないし暇でもないから」
あすか「私は原稿に追われてるんだけどね」
ゆきな「どうせ趣味の延長でしょ?」
キラりん(左)「言い過ぎよ、ゆきちゃん」
ゆきな「あ~あ、道楽者とは付き合えない。これからコンピュータールームでアメリカ人の友達とスカイプでおしゃべりしてくるわ」
キラりん「ゆきちゃんまるで別人ね。マウンティングすごいね」
あすか「自信がつくとああなるのかね」
キラりん「……それだけかしら」
あすか「んーそれ以外が原因?」
キラりん「あすかっちがアロマやハーブの匂いがダメじゃなかったら……ってよく言うんだけど」
あすか「女の子ってみんな香りもの好きだもんね。私、バスボムくれた友達とはみんな切れちゃったからねー。さらにハーブの屋台骨のミントとカモミールが苦手だから、そっち系に走った友達はみんな私から離れていくんだ」
キラりん「あすかっちのせいじゃないわよ。ただ、ゆきちゃんはそれで食べていこうと思ってるんだから、それを否定されたらもう……」
キラりん「と、いうよりゆきちゃんが『初めて自分でつかみ取った何か』だから、なのかなぁ」
あすか「私は小さい頃からありとあらゆることやって全部否定され続けたよ。最後の最後で残ったのが作家になったことだし」
キラりん「ゆきちゃんはそれほどタフじゃないよ。ひとつひとつ積み上げていく人なの。他人の努力を認められるほど強くないのよ」
キラりん「あすかっちが悪いわけじゃないわ。だけどこたつでゴロゴロ寝ていた頃のゆきちゃんにはもう戻らないと思う。あすかっちは嫌いなことはしない人だけど、ゆきちゃんはある程度目的のためなら我慢できる。だからそうまでして努力したことは認めてもらいたいのよ」
あすか「そっか。なんか面白くないな」
あすか「私はおとなしく帰って勉強しよう。ゆきちゃんに軽蔑されないうちにスペック上げておかなきゃね」
アルフレッド「それは少々、友達依存症でございますよ、お嬢様。どんなに仲がおよろしくとも、どちらかが結婚して旦那様が転勤になったら、そこで関係は切れてしまうのです。自分をしっかりお持ちなさい。ノンポリを自称しておられるようですがポリシーのない作家は長くやっていけません。好かれようなどとは思わないことです」
=============================
ゆきちゃんとキラりんとアルフレッド3人から集中砲火。
あすかっちがぺちゃんこになってることなんて、誰も気づきません。











