志麻子「あすかっち、ちょっと言いたいことあるんだけど」
あすか「やぁ、志麻子ちゃん。カツヤくんと上手くいってる?」
志麻子「SNSの日記に、親の愚痴を書くもんじゃないわ。ここまで育ててもらって、ありがたいと思わないの?」
あすか「時々我慢できないほどつらかったことを書いただけだよ」
志麻子「読まされるほうの身にもなってよ!うんざりだわ。私は努力して、家族と仲良く暮らしてるわよ。ドロドロしたホームドラマはあすかっちの著作の本の中だけにして。自虐ネタもいいかげんにしてよ」
あすか「家庭って人それぞれだからね。最近はそういうこと書いてないよ」
志麻子(左)「だいたい、ご両親復縁したのに別居ってどういうこと?子供なら、また一緒に暮らすよう勧めるべきだわ。なんであすかっちは何もしないの?家族に愛情はないの?」
あすか(右)「だから、いろんな形の家族があっていいんだってば。今はまだ別々に暮らしていたほうがいいんだよ」
志麻子「だったら書かないで。あのねえ、SNSに書いたことはね、家の玄関に貼っておいてもいいって内容だってことなの。親不孝する子には幸せは訪れないし、読まされるほうも迷惑だわ。幸せは自分でつかみ取るものよ」
あすか「志麻子ちゃん、カツヤくんとなにかあったの?」
志麻子「何もないわよ。でも、とにかくあすかっちの日記、苦痛なのよ」
あすか「じゃ、しかたがない、志麻子ちゃんとはネット上のお付き合い、やめよう。マイミク解消しよう」
志麻子「上等よ。こちらこそ、あすかっちのおかげで書きたいこと自由に書けなくてストレスだったんだから。いつかひどい目に遭うわよ」
あすか「じゃ、これからはオフのみの付き合いってことで」
あすか「志麻子ちゃん、なんであそこまで上から目線かなー」
久美子「志麻子ちゃんの投稿って、美味しいものや高級ブランドグッズとか派手な私生活ばっかりでしょ。品川ナンバーの人たちじゃん。通常、あの辺のホンモノのお嬢様ってブランドより習い事にお金かけるのよね。志麻子ちゃんは幸せを見せびらかすのが大好きなのよ。だから習い事より幸せ自慢の日記になるんだと思う。あすかっちの、誰も経験したことのない苦労って、逆にうらやましいんじゃないの」
あすか「久美子ちゃんもブランドいっぱい持ってるじゃん」
久美子「幸せ自慢はかっこ悪いわ。家にいる間、何人かのクラスメイトとラインしたけど、みんな本物のお嬢様。学校に高級ブランド持ち込んだりしないし、そういう話もしない。だからあたしもやめたの。そしたら友達が出来たのよ」
あすか「そっか。それで久美子ちゃん学校行く気になったんだ」
久美子「そういうこと。に、しても志麻子ちゃんどうしたのかしらねえ?最近あすかっちは、SNSに親の愚痴なんて書いてないわよ?」
あすか(右)「志麻子ちゃんは、カツヤくんとの耐乏生活でケータイ料金払えなくて止められてるんじゃないかな?」
久美子(左)「あり得るわね。でもそれなら実家に帰ってるんじゃない?」
あすか「そっか。なんにせよ後味悪いな」
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1時間後、志麻子ちゃんから「カツヤくんが風疹にかかった!あすかっち、病院代貸して」というメールが来ました。
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