あすか(右)「先生はどうして私とコンビで仕事する気になったの?」
レオン先生(左)「うーん…並外れた運動神経と動体視力と空間把握能力、そして…俺の妹に似ていたことが決定打だった…な」
あすか「妹さん、私に似てるのか」
レオン先生「男ってのは色々と面倒くさい生き物で…ムラッとくりゃ相手が90歳の婆さんだろうと生後6ヶ月の乳児だろうと少年だろうとなんでもいいってことがある。だが、お前は俺の死んだ妹に目鼻立ちが似てるんだ。男の中には妹でもって分別のないのもいるだろうが、俺はそういう人間じゃない。妹そっくりの女に懸想はしない。お前は俺の理性と良心を体現した存在だ」
あすか「ごめん、妹さん亡くなってたの」
レオン先生「いや、ずいぶん昔のことだからいいんだ。ドラマみたく悪人の手にかかってとか交通事故とかではなく、肺炎で小さいうちに死んじまった。もともと身体が弱くてな。育ってりゃお前そっくりになっていたろう。だからセクハラ云々が起きないよう、お前を選んだ」
あすか「そうだったのかー」
レオン「女じゃないと出来ない仕事ってのもあるしな。お前こそなんで疑いもせずくっついてきたか、俺にはそっちの方が謎だな」
あすか「だって、違う学校の制服毎回もらえるじゃん」
レオン「お前も変態だな」
あすか「どっか壊れてなきゃ務まる仕事じゃないよ」
レオン先生「そうか」
レオン先生「じゃ、そろそろ時間だ、お前もそこにある制服に着替えてこい。今日は長丁場だぞ」
あすか「はーい」
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レオン先生にも色々な過去があったようです。
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