あすか(右)「お母さん、おかえり」
ノンコ(左)「ただいま。席替えがあったんだけど疲れたわ」
あすか「また女子?」
ノンコ「ええ。いつもつるんでるグループの固まった班から抜けたくないって言って泣くの」
あすか「あ~、そっか。4~5人の仲良しグループ、女子はいったん固まったら離れないよね」
ノンコ「学校側としては少しでもいろんな子と仲良くなってほしいから、クラス替えするなり班替えするなりして対人関係を覚えてほしいんだけど」
あすか「無理無理無理。小学校の時ぼっちだったからグループ作ってる子達を観察してたけど、いつも一緒で絶対離れない。お母さんの中学の頃だってグループ外の子と口利かなかったでしょ?特定のグループに入ってないと無視されるでしょ」
ノンコ「お母さんはお友達特に決めてなかったけど、給食食べる時や遠足の時は必ずどこかから誘われたから」
あすか「ああ~、人徳だねえ。でもうちのガッコというか桜組も20人ぐらいしかいないせいか一人を除いては意地悪い人いないな。グループ作ってる子もそうでない子も仲がいいよ」
ノンコ「そう。女子校ってせいもあるかもね」
あすか「女子だけなら男子の目気にしなくて済むから、ね。とにかくいくらいろんな子と仲良くさせようって思ってもそれ形骸化してるでしょ。現場の教師や学級委員にしわ寄せが来てない?」
ノンコ「厳しいけどその通りだわ」
あすか「教師がいくら努力しても、当の生徒がグループにしがみついているんじゃどうしようもないよ。みんな無視されたくないもの。班替え、席替え、クラス替えは生徒の重大ごとだね。いっそ、そういうのなくしたらいいんじゃないの」
ノンコ「あんた過激ねえ。それじゃ、1年生の時ぼっちになったら3年間ずっとぼっちじゃないの。クラス替えは必要よ」
あすか「どのみち、そういう子は3年間ぼっちってことが多いよ」
ノンコ「クラス替えで救われる子もいるのよ。嫌な人と離れられたり…。学校に連絡してくる親もいるのよ、『うちの子と××さんと一緒のクラスにさせないでください』って」
あすか「私は何度クラス替えしても嫌な男子と同じクラスで隣の席だったよ?これ学校側の陰謀なんでしょ?」
ノンコ「それは、あすかちゃんは気が強いからその問題児の子と隣にしても登校拒否したりしないって学校側が信じていたからよ。その男子、栄中に来たけど、隣の席になった女の子、病気になっちゃったの。みんなヤワで困っちゃうわ。やめましょ、こんな話」
あすか(右)「ま、がんばって。ただ、前みたいにその男子、追い出すこと出来ないの?」
ノンコ(左)「先月、お父さんの仕事の都合で転校したわよ」
あすか「お母さん、なにかした?」
ノンコ「…少しだけ」
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ノンコさんはいじめっ子2人組を別々の学校に転校させていじめられっ子だったヒロムくんを救ったことがあります。
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