ねぎっちょ(左)「今日は暑いわね」
あすか(右)「台風なんとかしのいだね」
あすか「ノーベル賞、日本人が獲ったよね。後世に名を残せるなんていいなぁ」
ねぎっちょ「残す必要あるかしら。姉が高校の時に作ったYahoo!ジオシティーズのウェブサイト、本人にとっちゃ黒歴史で、もう閉鎖したいって言ってたけどIDとパス忘れちゃって、保険証のコピーとサイト閉鎖嘆願書をYahoo!に送ったけど突き返されたって嘆いてたわ」
あすか「あー、その点なら心配ないよ。ジオシティーズのサービスは3月いっぱいで終わりになるんだ。ほっとけば今年度中に消えるよ」
ねぎっちょ「ああ、そうなの。姉もこれで安心するわ」
あすか「そういうもんなの?違うサイトにお引っ越しする方法もあるのに」
ねぎっちょ「忘れられる権利もあると思わない?」
あすか「私だったら、新しいサイトにお引っ越しするけどな。だって心血を注いだもの、もったいないじゃん」
ねぎっちょ「どんなに素晴らしい芸術も、いつか忘れ去られる日が来るわ。ここにあるもの、100年後にはなくなってるでしょ?後世に名を残す人達もほんの一握りよ。昔のウェブ読まれて恥ずかしい人、けっこういると思う。だから、そういう人にはいい機会なんじゃないかしら」
あすか「んー、そうかな」
ねぎっちょが帰ったあとで。
ノンコ「え?ジオシティーズにウェブ作ったことあるかって?あるわよ。でも大学卒業した時、全部消したわ。IDとパスワードの管理はしっかりやっていたもの」
あすか「えー、もったいない。どんなウェブだったの?」
ノンコ「それを知られたくないから消したのよ」
そういうこともあるでしょう。
この物語のキャラクターは全員が私の分身ですが、「ウェブを残したいか残したくないか」と聞かれたら「あまりに古いものは消したい」と応えるでしょう。
この点では、あすかっちと私では意見が異なります。
ねぎっちょやノンコさんは私の「あすかっちとは違う面」を引き受けているのです。










