あすか(右)「どうもお母さんと話がかみ合わないなあ」
アルフレッド(左)「なに、親も子も独立した一個人です、分かり合えないもんですよ。それでもいいじゃないですか」
アルフレッド「おや、三隅様に杉下様、この大雨の中どうなさいました」
ゆきな(三隅)「台風すごいから避難させてください~ここ高台だし公民館いっぱいだし」
あすか「台風予報出てたのに今日、北品川からここ江古田までキラりん来たの?」
ゆきな「午前中晴れてたから勉強みにきてもらったの」
あすか「じゃお母さんに言ってくる」
アルフレッド「私が報告してまいります。お嬢様ではまとまる話もまとまらなくなります」
キラりん「ご、ごめんね、お母様の許可下りる前に来ちゃって」
あすか「どうせお母さん自分の部屋にいるから、許可下りなくてもここで休んでいって」
アルフレッド「滞在してもよいとのことです」
ゆきな&キラりん「よかった~ありがとうございます」
あすか「そういえばキラりん、制服だね。休校のお知らせ届かなかったの?」
キラりん「私、願掛けしてるの。医学部に入るまでは私服着ないの」
あすか「なるほど」
ゆきな「なるほどって納得するんかい!」
ゆきな「あすかっちのお母さんどうして自室に籠もってるの?」
あすか「昼に喧嘩したから」
ふたり「え?」
あすか「昼ご飯、一人で月極駐車場に座ってハンバーガー食べてたら変なおっさんにいきなり身体触られそうになったんでアゴたたき割ってやったの。それでお母さんと喧嘩になったの。一人で外に座ってモノ食べるなんて目立つことするほうが悪いって。お母さん、男女の性がからんでるトラブルは100%女性が悪いっていう主義だから」
ゆきな「えー?」
あすか「ニュースで夜遅く帰ってくる女性が性犯罪に遭う話聞くと遅くまで遊んでたんだろって、今どきの会社の残業の実態も知らないでバカにするし、こないだのアイドルグループのひとりに無理矢理キスされた女の子の話も、男はそういう生き物だから、断ったら芸能界にいられなくなるならやめて一般人になればいいって、女の子が悪いって言ってたし。中学教師って世間知らずなんだよ」
ゆきな「ひゃー、女の敵は女」
あすか「こっちが何か意見しようとすると『あんたの話は長いから聞きたくないわ、楽しいことだけ考えましょ』」って取りあわないしさ。今日のこともえらい怒られたし」
キラりん「お母様、どうしてそんなふうにかんがえるようになったのかしら」
あすか「お母さん、若い頃、いろんな男につきまとわれまくって、痴漢やら家までついてくる人やらいたんで、毅然とした態度で追い返したって言ってた。それが恐怖心に負ける女はバカだってすごい鼻息荒いの」
キラりん「ナイフ持った相手も追い返せるの?」
あすか「お母さんなら出来るでしょ」
ゆきな「うーん…難儀だね」
あすか「お母さんの女性観に関してはオフレコでよろしく。お母さん、喋って歩く人を『スピーカー』って言ってゴキブリのように嫌ってるから」
ゆきな「あすかっちが秘密主義の理由が分かった。お母さんが恐いんだね」
あすか「そのへんのチンピラより恐いよ。だから今日は顔合わせない」
キラりん「それでアルフレッドが連絡役なのね」
ゆきな「そんなんじゃ、あすかっち一生、結婚できないよ」
あすか「母が生きてる間は結婚しないよ。全部終わったらお見合いする」
ゆきな「女は30過ぎたら出会いの可能性低くなっちゃうんだよ」
あすか「とにかく、母が喜びそうなことを言わなきゃ怒られるから。一生独身でいるって言うと母が喜ぶから」
ゆきな「あすかっち、それなんとかしなくちゃいけないよ」
あすか「私は結婚相手の親の介護、する気ないから。」
ゆきな「子供とか」
あすか「欲しいけど、一日中面倒見られない。だから将来の私の介護も期待できない。それなら要らない」
キラりん「もっと自分を大事にしなよ」
あすか「私は自分で自分が好きじゃないから、幸せにならなくていい」
ゆきな「えー!なんで自分のこと好きじゃないの?」
あすか「自己管理ヘタだから。ひとりで生きていけないから」
ゆきな「じゃよけい結婚しないと」
あすか「男は自分がお世話してもらいたい生き物でしょ」
キラりん「ふたりとも、もうやめましょ」
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あすかっちがノンコさんより大事になる男性はできないんでしょうか。
私は母に一度も「そうだね」って共感してもらったことがないので「そうだね」と言ってほしいだけのために自分に嘘つくんですけど、それで母は喜びますがそれだけで幸せな気分になれる私は病気ですかね?
いまだに「そうだね」は聞けませんけど。
母は私に外ではひたすら友人に「そうだね」以外のことは言ってはいけない、と厳しくいいますが、親がそれできない。それじゃ私は母について誰に相談したらいいんですかね?秘密を守るために母について高校までは誰にも語りませんでしたが大学では嫌われ者になるの覚悟で母のことを言いました。でも、誰も救いにはなりませんでした。みんなが小・中学の段階で親の愚痴を言いあって憂さを晴らしていたのは知っていたけど、喋ってそれが母の耳に入ったら殺されると思っていたので言えませんでしたので。(幼稚園の時にそういうことがあって死ぬかと思いました)。
当然、大学入っても親の愚痴を言ってるおバカさんとして友人の目に映り、軽蔑されるだけでしたが当時母に当てはまることは分からなかったし、今もこのままです。
「毒母」という言葉が生まれたのはつい最近です。私ももう異性を探す年齢ではありません。母に「あんたの歳で産まれてくる子なんてみんな奇形児よ!」と、子供だけでも欲しいと言うとそういう答えが返ってきます。
大学時代の友人は私と同じトシでも元気な赤ちゃんを出産していますけど、私はもう肝臓や心臓を患ってしまい、「できちゃった婚」は望めません。
母と離れたところで、私は自分で自分の面倒は見られません。
男の人と接するのはリアルでは苦手ですし、母は言いつけさえ守っていれば親切なので、やはり頼ってしまいます。
あと20年若ければ「毒母」と分かったのですが、すでに共依存だったので離れるの無理でしょうね。













