あすか(右)「と、いうわけで、イワン4世は、皇太子である我が子まで手にかけてしまいましたとさ。王朝はその後、ロマノフ家に引き継がれました。おしまい」
ツヨシ(奥)「え~、イワン4世おっかね~!」
ヒロム(手前)「でも気の毒だね、最愛の皇妃を毒殺されて誰も信じられなくなっちゃうなんて」
あすか「絶対君主制の時代でも、当時のロシアはヨーロッパ諸国からマトモに相手にされていなかったんだ。寒いし貧しいし、お嫁さんよこす王家は居なかったから貴族からめとるしかなかったわけ。でさ、こんなことテストにも受験にも出ないけどいいの?」
ツヨシ「いいんだ。うちのガッコ、運動部以外は週1回なにかひとつ主要五科目学科に関係あるクラブ活動しなきゃいけなくなっちゃったから」
ヒロム「今日の話面白かったよ」
あすか「じゃ、気をつけて帰ってね」
ツヨシ「うん」
ヒロム「じゃ、また来週」
ノンコ「あすかちゃん、教えるのうまくなったわね~、お母さん顔負けだわ」
あすか「これ趣味だし、ロシアに詳しい沢渡さんにいろいろ教えてもらったからだよ」
ノンコ「お母さんビックリしちゃったわ、あすかちゃん先生やれるわよ」
あすか「んー、今日は、騒がない生徒だけ来てくれてるし。お母さんは大変だね、勉強嫌いの子も相手しなくちゃいけないしさ」
ノンコ「今日は真面目な子だけ来たってこと?」
あすか「うん、ツヨシくんとヒロムくんだけだからラクだよ」
翌週。増殖している。
アルフレッド「お嬢様、だいぶ生徒が増えましたな。マグカップの数が足りなくなってきましたが」
あすか「次から各自ペットボトル持ってきてもらうことにしたから大丈夫だよ」
ノンコ「あすかちゃん、実は歴史研究会、ふた月に1回、生徒が研究発表することになったの。あすかちゃん、研究の仕上げチェックしてあげてくれない?お母さん歴史すっかり忘れちゃったから、分からないのよ」
あすか「いいよ」
ノンコ「助かるわぁ~。あすかちゃんが歴史も好きでよかった」
あすか「大丈夫かな?私がみんなに話して聞かせたのって趣味の範囲だよ。役に立つ?」
ノンコ「立つのよ、将来。そこからお勉強に興味持ってくれるかもしれないでしょ」
あすか「だといいけど」
アルフレッド「お嬢様、たまにはイヤと言いましょう。倒れますよ」
あすか「今のところ楽しいからいい」
アルフレッド「…クレイジーですな」
あすか「褒め言葉として受け取っておくよ」
(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)(^▽^;)
あすかっちは天才でもなんでもなく、予習で勉強して、授業と宿題で復習するタイプです。努力家というより、半分、趣味でやっているようなところがあります。
<禁・無断複製転載>











