その日はいつものように始まりました。
あすか「お、鯛茶漬けだ」
アルフレッド「お嬢様がおかしなダイエットをおやめになって大変結構です」
あすか「腹八分目食べて間食やめたら自動的に痩せてきたって分かったからね」
アルフレッド「じゃ、食べ終わったらお呼びください」
あすか「いただきまーす」
あすか「アルフレッド、食べ終わったよ」
アルフレッド「早過ぎます!もっとゆっくり食べてください。よく噛んで、じっくり胃に届けるんです。そうすれば痩せます」
あすか「はいはい、はいはい」
あすか「ん~、よしよし」
あすか「あっ、椅子取られた」
うにちゃん「(ここは温かいですにゃん)」
トロちゃん「(あすかちゃんはソファでおべんきょすればいいですにゃん)」
あすか「おのれ~」
その日は本当に普通の一日でした。でも、Mステ観てる最中に、トイレに立ってふとソファを見ると、トロちゃんがソファで眠っているようなのですが…
あすか「トロちゃん?」
あすか「…トロちゃん」
トロちゃんは冷たくなっていました。表情は安らかでした。
あすか「アルフレッド-!」
なにがいけなかったのだろう、雪で寒かったこと?この数日何か変化あった?真っ昼間あんなに元気だったのに。あんな騒がしい部屋で、話しかけてももらえず逝ってしまったトロちゃん、ごめんなさい。
考えがまとまらない。
ノンコ(左手前)「動物病院へ連れて行けばよかったわ。そしたら治ったかもしれないのに。どうして気がつかなかったのかしら」
アルフレッド(奥)「いえ、1年前まで野良だったこの子が、暖かい部屋で、いつもと変わらない様子のままで逝けたのは幸福だったと思います。最期が病院ではかわいそうです。これでよかったのでしょう。奥様は明日もお仕事へいらしてください、火葬場で焼く手続きはお任せ下さい」
ノンコ「立ち会えないのは悲しいわね」
うにちゃんがうちへトロちゃんを連れてきてから1年間しか一緒にいなかったけれど、トロちゃんは悲しいときはいつもそばにいてくれました。
かみ癖はあったけど、その痕をよく舐めてくれました。
でも、トロちゃんはもういないのです。翌日、母はいつもどおり学校へ行き、私とアルフレッドは火葬場へ大きな段ボールを車に積んで出発しました。 こうしてトロちゃんは写真になりました。
アルフレッド「お嬢様、今日のご飯はどうなさいますか」
あすか「真っ白いおにぎりがいい」
アルフレッド「かしこまりました」
悲しいときも、日常は変わらずです。時間は過ぎていきます。
のこされたうにちゃんとビーちゃんも、なにかを探している様子でしたが、やがてご飯の時間、散歩の時間、お風呂の時間、遊ぶ時間などが次々やってきて、いつも通りの生活に戻りました。
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うちの猫が忌んでからどれだけ経ったでしょう…。
ある年の明け方4時、これまで聞いたことのない大きな雷鳴で目が覚め、猫はその音に震え、急に何も食べなくなりました。どんなご飯に変えても一切口をつけず、一週間後旅立ってしまいました。
雷の音が原因だなんて、誰が予想し得たでしょうか。
残念だったのは大好きなおうちで看取れなかったこと。
彼女をいつも動物病院に連れて行く時は大変でした。ペットキャリーに詰め混む度鳴いて鳴いて、いつもの先生に会うと安心した顔になり、注射が終わると自分でキャリーに入って「早く帰りたい」と要求。
しかし雷の時は「いつもの先生」がもう亡くなっていて、別の病院に入院させてしまったら、その翌日に猫も…。大好きな玩具や大好きな母のそばで逝かせてあげたかったです。非常に忙しい時期だったため、後悔するいとまもなく、時間はあっという間に過ぎて行きました。
猫のために泣く暇もありませんでした。「猫の寿命20年」の時代に11歳で、と淋しく思うようになったのは最近です。
が、我が家はもう永久にペットを飼うのはよそうと決めました。
あすかっち トトコオリジナルリナ改
アルフレッド あちこちから部品集めてきた12インチフィギュア
ノンコさん リカママ4代目
うにちゃん タカラの景品
トロちゃん 食玩
ビーちゃん ダイソーのビーグル犬のスタチュー
















