グレイス先生(奥)「こうしてコルベ神父は男性の身代わりに亡くなりました。男性はその後収容所から解放され家族に再会できたのでした。コルベ神父はその後聖人に列せられました」
ゆきな「この話、前にあすかっちが話してくれたよね」
あすか「うん。遠藤周作の『自分づくり』の本を貸した時ね」
グレイス先生「皆さんも有事の際は、コルベ神父のようにありなさい。さすれば主が皆さんの魂を天国に導いてくださいます。これで今日の国語の授業を終わります」
キラりん「え?」
あすか「国語の授業だよね?なんでこんな話してるの」
ゆきな(右)「いや無理絶対無理!見ず知らずの他人にそこまで出来ない」
キラりん(左)「そうよね」
あすか(右)「私も紛争地帯の取材の時は恐かったなあ。だけどなんかあれでそういうこともアリかなって思うようになった」
ゆきな(中央)「いや、アリじゃない絶対ダメ」
キラりん(左)「そうよ、いざとなったら逃げるのよ」
キラりん「グレイス先生はコルベ神父のようにできますか?」
グレイス先生「できるわよ」
ゆきな「そういうものですか?」
グレイス先生「そういうものよ」
グレイス先生「年取ってくるとね、もう昔のことを段々忘れてきて、楽しかったことしか頭に残らなくなるものよ。だからいざというときはもういいって思えるの。あなたたちもいずれそうなるわ。将来じゃなくて今日この日のことしか考えられなくなるの」
あすか「強盗が来たら?」
グレイス先生「叱責して説得して警察署まで送るわ」
ゆきな「うーん、、、んんんんどうしちゃったの先生」
キラりん「んー、無理ね」
Σ(=°ω°=;ノ)ノΣ(=°ω°=;ノ)ノΣ(=°ω°=;ノ)ノΣ(=°ω°=;ノ)ノ
第二次世界大戦下、アウシュビッツの強制収容所で、ナチスドイツのポーランド侵攻時に神父(ユダヤ人だけが強制収容所へ送られたわけではないのです。障害者や聖職者も送られて殺されました)であるというだけで逮捕されてアウシュビッツへ送られたコルベ神父は、脱走者の身代わりで死刑にされる10人の中のひとりが泣き叫ぶのに同情して、自分は神父だから妻も子もないからこの男性の身代わりにと申し出、殉教したのでした。
今回グレイス先生がこのことを国語の時間に取り上げたのは適切ではない気がしますが、おそらく最近グレイス先生に近しい人が亡くなって思うところあったのでしょう。ですが、グレイス先生に強盗を説得する力があるとは思えません。
誰もコルベ神父のようにあることは出来ないでしょう。だからこその聖人なのです。最近「今を生きろ」という考え方の自己啓発書のようなものが流行っていますが、たまには遠藤周作氏のようにいくつになっても将来を見てみるのもいいんじゃないでしょうかね。で、この本がオススメ。私はこの本でコルベ神父のことを知りました。
↑新書で出た時、こんなご立派な表紙じゃありませんでしたが、文庫化されちゃったんですねえ。私は新書の頃のほうが好きでした。
グレイス先生 グレイスケリーバービー
あすかっち トトコオリジナルリナ改
ゆきちゃん タカラ赤毛のアン改
キラりん キャッスルシオン
なんかスランプですみません。
思ったことがうまく伝わらない…。













