あすか(右)「お受験の準備に忙しい時期だねえ。今日、駅で白百合学園の制服見かけたわー」
ゆきな(左)「あすかっち、受験の時、白百合が第一志望だったもんねー」
キラりん「私は桜蔭が第一志望だったの」
あすか「え、それほんと?キラりんほどの子がなぜここに?」
キラりん「試験当日インフルエンザで熱出したの」
あすか「あちゃー、お気の毒」
シスター・クラレンス「それでは皆さん、今日はよい麦と悪い麦のお話をします。主はよい麦にも悪い麦にも平等に陽を当ててくださいますが、刈り入れの時、悪い麦は捨てられ、よい麦だけを残します。みなさんもよい麦でいましょう」
あすかっち邸。
ゆきな(奥)「そういえばあすかっち、白百合落ちた理由、面接で志望理由を訊かれて制服が好きだったからって答えちゃったからだって前言ってたよね?」
あすか「私はそう思ってるけど」
キラりん「そうは思わないわ。白百合は制服をとても大切にしているところよ。冬は校内では制服の上からスモックを着せて、夏は登場時はセーラー服だけど校内では開襟シャツに着替えるの。そんな学校が、制服が好きという理由で志望した受験生を落とすはずはないわ」
あすか(右)「わけはなんだろう?点は足りてたと思う。伝統でなく偏差値だけをみるのならうちの学校の方が上だよ」
キラりん(左)「噂なんだけど、白百合って幼稚舎からあるでしょ。白百合はエリート企業の父と白百合出身でバリキャリの母、っていう構図を嫌うんですって。普通の中小企業のサラリーマンとパートの母から生まれた普通の女の子を高学歴にするっていうのがモットーで、幼稚舎も平凡な家の子が基準だって聞いたわ。著名人子女はまず無理でしょうねえ」
ゆきな(奥)「えー!その慣習が中学校にも及んでるの?」
キラりん「もしかしたら、だけどね。あすかっちの場合、有名画家のお祖母様とキャリア自衛官のお父様、国立大出の中学教師のお母様、といったいっけん華やかな家族構成が足を引っ張ったのかもね。ま、あくまで噂だけど」
あすか「最初からそう公言してくれたらよかったのに…私は悪い麦だったのか」
ゆきな「そんなことないよ~。あすかっちと出会ってなかったら私、中学受験しなかったもん」
キラりん(左)「そうよ~。私達今こうやって楽しいんだから。私はこれでよかったと思ってるわ。寄付金も卒業後全額返ってくる学校だから、親孝行だって言われたわ。ところであすかっち、規律委員になってから立派に仕事してくれてとても助かるんだけど…。校則ゆるくなるんだって」
あすか「えっ」
キラりん「私もう、地毛証明書出さなくていいんだって。ほら、私、髪が赤っぽいでしょ。入学時に黒に染めるか地毛証明書毎年出すか選べといわれて証明書出してたの。うちの学校は地毛証明書持ち歩かなきゃいけなかったし。お疲れ様、あすかっち」
ゆきな「楽しみが減って残念だね~あすかっち」
あすか「楽しくてやってるわけじゃないよ。それに私も中1の時カラコン疑惑かけられて男の先生から目玉に指突っ込まれたし」
ゆきな「そういう手荒なことはもうしないんだって。あすかっちが厳しいから志願者減るからってシスター言ってた。みんなシスターとあすかっちタッグ組んだって言ってるよ」
あすか「恥っずかし~!私が図書委員にさえなれば…」
2人「その日は来ないと思う」
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今日で「高峰明日香の明日はどっちだ!」お人形劇場6周年です。
よくもまあ続いたものです。これも、読んでくださる方のおかげです。
イイネもコメも励みになります。ありがとうございます。
これからも地道に書けたらいいなあと思っています。
よろしくお願いします。
あすかっち トトコオリジナルリナ改
ゆきちゃん タカラ赤毛のアン改
キラりん キャッスルシオン
シスター・クラレンス リカちゃんのおばあちゃんエレーヌ










