あすか「久美子ちゃん、回転本棚開けて~。お母さん眠っちゃったんで部屋に運ぶから」
久美子「あすかっち…叔母さんをお姫さま抱っこ?うそっ!」
あすか「早く!」
久美子「あすかっち、アルフレッドを呼べばよかったのに」
あすか「アルフレッドは買い出しに出かけちゃった」
久美子「あ、そう。ノンコ叔母さんほんとによく眠るもんなあ」
久美子「ほら、あんたの友達…ゆきちゃんだっけ、叔母さんみたいによく眠る子だったわね。ちょっとそういうとこ似てるかな」
あすか「ゆきちゃんもアメリカへ1週間のショートステイなんだって」
久美子「あら、うらやまし~」
あすか「だよねー」
ノンコ「ん?私どうしたのかしら」
久美子「叔母さん、テレビ観ながら寝ちゃったのよ。だからあすかっちにお姫さま抱っこされて自分の部屋まで運ばれちゃったわけ」
ノンコ「あらやだ、なんでそんなことに。あちこち痛いわ」
久美子「あすかっちがあちこちにぶつけたからよ」
ノンコ「あすかちゃんが私をお姫さま抱っこなんてできるわけないじゃない」
久美子「あたし、しっかり見たわよ」
ノンコ「じゃ、もう一度寝かせてもらうわ」
あすかっちの勉強部屋にて。
久美子「あすかっち、もし私がうたた寝しててもベッドまで運ばないでね。いまだに信じられないわその腕力」
あすか「そうかな?お母さんのほうが腕力あったけど」
夜。
アルフレッド「お嬢様、いくら腕力があっても、男子と女子の骨格は違います。女性の腰は重たい物を運ぶようには出来ていません。普段からきちんとトレーニングしていないのに大人を抱えたりすると、腰を悪くしますよ」
あすか「終業式の日に柔道2段の男をぶん投げたから大丈夫だよ」
アルフレッド「一瞬の技と、重いものを持って運ぶのは違います。どうぞお聞きわけを」
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あすかっち、きちんとトレーニングしよう。