浜ママ「…このミツル、なかなか夜、眠ってくれなくて2時間おきに授乳で、睡眠不足でイライラしちゃって…部屋も片付かないし自分の時間もまったくなくなってしまって…。もう、つらくて…」
ノンコ「そうそう、赤ちゃんは夜中も手が抜けないわよね」
浜ママ「上の娘と13トシが離れてしまいましたので、子育ての要領すっかり忘れてしまって。自分のもの買うためにパートに出ようにも、まだ乳児だからできませんし」
浜ママ「周囲からは主婦はなんでも一人で出来て当然って圧力をかけられるから助けも呼べませんし…」
ノンコ「確かに周囲の無理解が一番つらいわよね。自分より上の世代の人に『私の時は出来た』って言われてしまうともうなんにも言えなくなるものね。同じ女性が味方になってくれないと」
浜ママ「そうなんですよ。そして、少しでも負担を減らそうとすると『ラクをしようとしている』『手抜きをしている』って全然関係ない人が怒ってくるんです。その人が食べさせてくれるわけじゃないのに、なんで私、その人の言うこと聞かなけりゃならないのかしら」
ノンコ「そうよね。あれこれ言ってくる人っているのよね」
浜ママ「私、娘が中学に入ってやっとホッとしたらこの子が生まれて。生まれてきてくれたこと自体はすごく嬉しかったんだけれど、自分のことがまったくできなくなって、したかった資格取りや習い事が全部お預けになったことがとても悲しいです」
ノンコ「子供を預けてお勉強とか習い事とか、したいでしょう?」
浜ママ「周りがなかなか許してくれないんです。先生、主婦は24時間主婦でなければいけないんでしょうか。ちょっとでも自分らしく生きたいって思ってはいけないんでしょうか」
ノンコ「そんなことはないわ。私だって専業主婦だったことがあるから、よく分かるわよ。自分を全部夫と子供に捧げたけど、ありがとうって言ってもらえたことは一度もなかったし、全部できて当然って顔されてたわね。それが残念だったわ。だから代わりに習い事したいと私も思ったわ」
浜ママ「そうでしたか…女性っていってもひとりひとり違うでしょう?どうして母親になったってだけで周囲にびくびくして生きていかなければならないのか、私には理解出来ないんです。私だって好きなことしたい。だから、中学に入って自由に生きてる自分の娘に、つい、つらく当たってしまうんです。娘のことは可愛いと思ってるんですけれど、全然言うことを聞きませんし…」
ノンコ「娘さんはよい生徒よ。おとなしくて、なのに自分の意見をしっかり持っている芯の強い子ですよ」
浜ママ「そうですか。難しい年頃に入ったなとは思うんですけど、学校では問題ないんですね…」
ノンコ「人はね、見なくていいもの、聴かなくていいことってあると思うのよ。あれこれ言う周囲の人を時には野菜だと考えることね。子供がいじめられたら、とか動揺しちゃダメ。思い切ってやってみたらどうかしら?子育て終わった主婦が医学部受けて、点数は足りていたのに年齢で不合格になったって話は有名でしょう?若いうちしか出来ないことってあるものよ。ね、すべての人とうまくやれる人はいないのよ」
浜ママ「そうですね。つらいけれど…」
ノンコ「大丈夫、あなたなら出来るわ」
浜ママ「ええ、自分らしくできるようやってみます。すみません、先生にこんなこと。高峰先生話しやすい方だからつい…」
ノンコ「いいのよ、保護者の方に少しでも元気でいていただけることが嬉しいんだから」
あすか「あれ?お客さん来てたの?」
ノンコ「そうよ」
あすか「だれ?」
ノンコ「守秘義務があるから…」
あすか「生徒さんの親?」
ノンコ「さあね」
久美子「あすかっち、おかえり~。お母さんにダンスステップのゲーム買ってもらったから一緒に遊ばせてあげてもいいわよ」
あすか「久美子ちゃん、ツンデレ大爆発だな~。ま、その前に宿題させて」
ノンコ「あの子達も大人になったらああいうことで悩むのかしら。ひとりひとりああやって違うのにね」
( ・д・)/--=≡(((卍( ・д・)/--=≡(((卍
えーと、今回の物語は、母に捧げます。
それから、がんばってるお母さん達へ(え?要らない?)。
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