ノンコ「あすかちゃん、どうして言われたとおりできないの?学校では家のことは一切喋っちゃいけないって言ったでしょ?どこの学校にもスピーカーさんという人はいて、他人の家のことをおもしろおかしく喋って歩くのよ。変な噂を立てられたら最終的には困るのはあすかちゃんなのよ」
ノンコ「どんなお話もしちゃいけません。お母さんがあなたぐらいの年の頃は、3~4人のおとなしいグループに納まって、家のことは聞き役に回ったわ。家のことを聞きたがる人とはお付き合いしちゃだめよ」
あすか「うち、どこも変じゃないと思うよ」
ノンコ「成績のお話、親の仕事の話、ちょっとした失敗、自分に不利になるようなことを喋るとあとで自分が損するの。ムードメーカーになろうなんて思わないことね。あんたの友達の口から私の噂をひとことでも聞こうもんなら許さないからね。じゃ、お留守番してて」
あすか「アルフレッド-、どうして今日お母さんの機嫌悪いの?」
アルフレッド「奥様の教えておられる学校で、親について悩んでいる生徒がいて、打ち明けられた友人がどうもお喋りな子だったようで、言いふらして歩いたそうです。それで喧嘩になり、親御さん巻き込む騒動になりました」
あすか「あー、それでか。なにもお母さんまでピリピリすることないのにねー」
あすか「…といっても、同じ年頃の娘を持つ親としては他人事じゃないか」
アルフレッド「そういうことになりますな」
アルフレッド「奥様は共学出身で、学校に守られるような環境でお育ちではございませんから、心ない生徒に傷つけられるようなこともあったかもしれません」
あすか「そうかもね、あまり深く考えなくてもいいだろうな、これは」
アルフレッド「どちらへお出かけで?」
あすか「ゆきちゃんと一緒にキラりんの家に遊びに行ってくる。せっかくの祝日、こんなのいちいち気にしてたら身が保たないっての」
アルフレッド「…なんだかお嬢様のほうが世間をよく知っておられるような…」
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としごろの女の子に無口でいろと命令する母親が果たしていま取りざたされている「毒親」なのかどうか分かりません。元々無口な子が周囲に心を開いて喋るようになるのは感動話にもなりそうですが、逆の場合は通常、悲劇となります。でもあすかっちはそういうことを真に受けるタイプではないようです。
テキトーに愚痴って、テキトーに楽しんで、親との距離をほどよく取っています。
親が変わらないなら、子供が上手に逃げ道作らないとね。

