アルフレッド「奥様が戻られました」
ノンコ「ただいま。あすかちゃんたらまた本を出しっぱなしにしてるわ。しかもこの本…」
ノンコ「あすかちゃん小学生の時、この本読んで、髪が赤かったらエスパーになれるかもって、髪を真っ赤に染めちゃったことあって大騒ぎになったのよね、因縁の本だわ」
ノンコ「ちょっと、なんてカッコウしてんのよ!漫画の中にそういう登場人物いたの?」
あすか「どの漫画の影響も受けてないよ。これから現代史やるから気分出そうと思って」
ノンコ「あー、びっくりした。内部進学するか外部受験するかよく考えて、塾もそろそろ決めてね」
アルフレッド「奥様、代々木ゼミナールが11校閉鎖になります。少子化で受験も奥様の頃のようなことはございませんので、多少のことは大目に見てさしあげてください」
ノンコ「そのことショックだわ」
ノンコ「塾もなくなるし学校もなくなるし…。卒業した学部学科が将来、なくなるなんてことないように、やっぱり勉強してもらいたいわ。『エスパー魔美』のマミちゃんはお勉強するけど成績よくないって設定だったからちょっとね。来年度から私が教えてる学校もひとクラス減るの。みんな授業聞いてくれるかしら」
アルフレッド「私立にでも流れたのでしょうか」
ノンコ「そうかもしれないし違うかもしれない。私立もレベルを落とすくらいなら廃校にしちゃうだろうから、私立校の競争はあまり変わらないと思うわ」
アルフレッド「奥様は受験に相当トラウマがおありのようで」
ノンコ「今でもテストの夢にうなされるわ。あすかちゃんには国公立大学に行ってほしかったのよ、今思うと大学のついたミッションスクールとの合併が心配ね。将来エスカレーター式にあがって卒業しても学校なくなっちゃうんじゃないかと思うと…やっぱり外部受験させよう」
アルフレッド「口を出すつもりはございませんが、私立なら名門校でも寄付金で解決できるものならそうされたほうが負の連鎖にはなりませんよ」
ノンコ「母の収入をアテにしたくないの。推薦入試や寄付金で入学して、ちょっとしたことで挫折して中退する子は多いわ。だから高校、外部受験させようかと思うのよ」
アルフレッド「青山学院ですか?それとも慶應女子?お嬢様の学力と釣り合ってますか?」
ノンコ「そこなのよねぇ~」
アルフレッド「受験するのはお嬢様であって奥様ではありませんよ」
(;´Д`)ノ(;´Д`)ノ(;´Д`)ノ(;´Д`)ノ(;´Д`)ノ
高学歴信仰と第2次ベビーブームに苦しめられたノンコさんの青春時代。まだ家がお金持ちでなくて、国立大学に入学するため中学高校と一日も遊んだことがなければ友達を作ったこともないノンコさんは、やっぱり娘にも頑張ってほしいようですが…あすかっちは勉強以外にもやりたいことがたくさんあるのです。







