J2リーグ第19節、水戸ホーリーホックVSガンバ大阪~代表組が欠場後3試合連続完封勝利☆【J特】 | ヒロ・ゴラッソ

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水戸ホーリーホック0-2ガンバ大阪

得点者【ガンバ大阪】レアンドロ(10分)、岡崎(87分)

日本代表コンビが抜けても危なげなくガンバが3試合連続完封勝利となるリーグ6連勝となるナイスゲームでした☆

ガンバ大阪、J2第19節・VS水戸ホーリーホック
  9レアンドロ  
  6倉田秋  
10二川孝広 41家長昭博
17明神智和 27内田達也
4藤春廣輝 21加地亮(CAP)
5丹羽大輝 26西野貴治
  1藤ヶ谷陽介  
【選手交代】

31分、MF41家長昭博☛FW11パウリーニョ

78分、FW9レアンドロ☛MF25岡崎建哉

88分、MF10二川孝広☛DF2オジェソク


【ベンチ入り】GK29木村敦志、MF13阿部浩之、23武井択也、FW14平井将生

 代表コンビの離脱を感じさせない今季最高の内容で2試合連続完封中のガンバ

     ~”ガンバ大阪守護聖人”を14試合ぶりに先発起用!!

 まさかのJ2降格から清水エスパルスでの6年間で手堅いチーム作りに長けた指導力を発揮した長谷川健太新監督の就任を経てのJ2開幕を迎えたガンバ。キャンプ前から負傷離脱者が続出しての開幕から苦戦したものの、徐々に復調。GW期間にもつまずきながらもその後完全な格下相手に3連勝して初の首位浮上で6月を迎えました。

 日本代表への合流で遠藤と今野が外れた6月最初の栃木戦。2人が抜けた場所には負傷中のCB岩下は戻れず、CBには丹羽が5試合ぶりに先発起用され、ボランチには大卒新人MF岡崎が今季初先発に抜擢。また、途中出場で流れを変えた家長も復帰し、3カ所の変更で、なんと先発メンバーにガンバユース出身者が7人。しかもCB2人と中盤の4人+倉田というセンターラインが全てとあって、”ガンバユース色”が濃くなったメンバー構成でスタートし、今季最高の内容で3-0と圧勝し、前節の北九州戦も同様の先発メンバー11人でスタートして連続完封勝利☆

 この日はここ1ヶ月ほどで途中出場を続けてコンディションを戻してきた”ガンバ大阪守護聖人”明神を岡崎に代わって14試合ぶりに先発起用して挑みました☆

【相手チーム状況~水戸ホーリーホック】柱谷監督就任3年目を迎え、チーム力の確かな積み上げを感じさせる好チーム☆

 昨季J2リーグ13位。現役時代は日本代表の主将として活躍した”闘将”柱谷哲二監督が就任3年目を迎え、闘将の指導の下に攻守共にハードワークできるチーム作りが浸透している。それでも観客動員数が4000人に満たないなどクラブ経営は切迫する中で、今季はMFロメロ・フランク、元日本代表右SB市川大祐、昨季チーム最多の8ゴールを記録したFW岡本達也が退団。チームコンセプトは定まっているものの、駒が揃わないジレンマに現場は悩まされている状況か!?

 元日本代表FW鈴木隆行は一昨年は無給でプレーしていただけでなく、現在もチームを牽引するシンボルとなる熱いプレーを続けている!!現在はJ2リーグ中位の12位。

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【マッチレポート】水戸の守備的シフトも攻略!!

 試合は水戸が普段は右SBとして先発出場する石神がボランチとして起用されるなど、守備的なゲームプランで入ったようで、キックオフ直後から後方のFKに関しても時間稼ぎをする徹底ぶり。プレスはガンバのボランチに入った辺りから仕掛けるという狙いで、元日本代表FW鈴木の献身的なチェイシングもあってボール際の競り合いでは互角を演じ、ガンバは本来のパスワークを潜めて主導権の奪い合いをする序盤。まるで、日本代表がブラジル代表と対戦したコンフェデカップのようでした。

 そんな中でも先制してしまうのが今のガンバ。(ブラジルもでしたが)

6分に右サイドから家長が倉田とのワンツーでカットインしてのミドルシュートで打開すると、
10分、またまた家長が右サイドで起点となりDFを引き付けるキープ。倉田☛加地とシンプルなワンタッチパスでサイドを突破した加地からのクロス。ファーサイドでフリーのレアンドロがヘッドで確実に仕留めて0-1と幸先良くガンバが先制。6月は3試合目ですが全試合10分以内の先制点を奪っています!!

 ただ、この段階では試合の主導権も握っていなかった事や、水戸も早い時間帯の失点でゲームプランを変える事もなく、そのまま互角の攻防が続き、15分にはガンバDF陣に1人でも果敢に競り合える水戸FW鈴木がファウルを獲得しての至近距離からのFKや、19分に藤春から近藤がボールを奪っての右クロスなどピンチもあったガンバでしたが、2試合連続完封の”新・蒼黒の壁”たちが枠内シュートも許さない粘りの対応で防ぎました。

 相手の出方も上手く攻略し始めたガンバは20分以降は、代表コンビの不在を感じさせない持ち前のパスワークで主導権を握りました。

 24分、ショートパスの崩しから右を家長が突破してのショートクロスを、倉田が合わせたシュート。
32分にはカウンターから倉田が落として右サイドで受けたレアンドロがドリブルでDF3人を抜きながらエリア内へ侵入し、マイナスクロスに倉田が詰める場面も・・・共に倉田は決めきれなかったものの、チーム全体の連動性から攻撃のバリエーションも豊富でした。

 33分の右CK。パウリーニョのキックからファーサイドの丹羽が決めて欲しかったですが・・彼に取らせたいという意味で。
あとは・・・この日も好調を維持する家長が26分に相手選手に頭を蹴られて大流血し、パウリーニョと交代した事も気になるかな?というところでしたが、不安な点は皆無に近かったと言えますね。 

そんなガンバが前半を0-1で折り返しました。
 
後半は無難に相手の圧力をいなしてリーグ6連勝以上に大きい、
      代表コンビがいなくなってからの3試合連続の完封勝利☆

 後半開始からはプラン通りか?水戸が前から勢いを持って圧力をかけてきました。

55分、藤春の左クロスをファーサイドでフリーのレアンドロのボレーは外れるものの、チャンスを作るのはガンバ。


その後、水戸は78分と80分に選手交代でFW2人を投入し、ほぼ【4-2-4】のような捨身の攻撃で前掛かりになって猛攻を仕掛けてきましたが、それはガンバもすでに見越しての対応でボールを動かして上手く相手をいなす。86分にアーリークロスから途中出場FW三島のヘッドで脅かされるも、その直後でした。


87分、セカンドボールを拾ってから冷静にボールを繋ぎ、左サイドのスペースをゆっくり上がった藤春にボールが渡ると、サポートに入ったパウリーニョが受けての横パス。倉田が”3人目の動き”で反応しながらスルーしてボールは、”左ぺナ角”(ぺナルティエリアに入るラインの45度付近)の岡崎へ渡り、スムーズなフォームからキックされたボールは、華麗なバナナシュートとなってゴールへ決まる。0-2。

万博に集いし青と黒の戦士

試合終了間際の94分には熱くなっていた水戸FW鈴木が競り合った際に手が丹羽の顔に入ったとして退場処分になるなどあったものの、最後はジェソクを投入しての5バックで守り切ったガンバが代表コンビを欠いてから3連続完封勝利となるリーグ6連勝を達成☆守備の面では今季最高の内容が続いています☆

 

代表選手がいなくなって”堅守ガンバ”誕生☆

  ”目標勝点90”を超えるペースをキープし、独走態勢へ!!

  

これで6連勝で19試合を終えて12勝6分1敗(得点37、失点15)、勝点42でリーグ首位をキープ。この日引き分けた神戸との勝点差4はとなって単独首位で独走態勢に入りつつあります。現在の勝点を42試合で換算すれば92となりますので、目標の90を超える数字。代表コンビが欠場してからは3試合連続完封勝利ですね☆

万博に集いし青と黒の戦士
 3試合連続完封勝利となった守備陣の集中力の持続も素晴らしいのですが、日替わりヒーロー的に活躍する選手が出てくる状況もいいですね。この日のヒーローインタビューは大卒新人MFで華麗なJリーグ初ゴールを記録した岡崎でした。相変わらずの好青年ぶりで好感が持てますね☆
 
次節はファジアーノ岡山とのホーム戦です。この日は10025人だった観客動員数はどうなるのか?にも注目ですね☆代表選手抜きの中でのホーム戦では如何に!?栃木戦は12633人でしたよ。

 っとここまでは順調で良いニュースばかりでしたが、予想していたとはいえ、衝撃のレンタル満了退団が発表されるとは・・・しかも2人。ロチャのプレーは観た事ないですが、ステアウア・ブカレストはルーマニア最大のクラブなので実力は確かだと思いますよ☆

 この件については後日書きます!!


では、最後に個人採点をお楽しみください☆
スタメン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
GK藤ヶ谷陽介6.0決定機を与えなかった守備陣の踏ん張りもあったが、アーリークロスを連発する終盤の相手の攻撃にも全く屈さずの身体能力はさすが!!


DF加地亮7.0先制点に繋がった正確なクロスも、全く突破を許さなかった守備力と安定感抜群の代表クラス。キャプテンマークを巻く姿だけが初心者(笑)
DF西野貴治6.5相手FW鈴木に対しても競り合いで負けず、ポジショニングも的確になって未然にピンチを防いだり、シンプルにビルドアップにも絡めるようになってきた☆
DF丹羽大輝6.5この3試合連続完封は偶然ではない!!もう誰かさんが帰って来ても先発から外せないはず!!この日は鈴木とのバトルは見応えがあり、危ない場面もあったが、最後は相手を退場に追いやった!!
DF藤春廣輝6.0やや空中戦の守備で弱点を突かれる事もあったが、1対1の守備や攻撃参加で十分に貢献。

MF内田達也6.0ミョウさんとのコンビでも十分やれてます!!両ゴール前で仕事をするボックス・トゥ・ボックスMFとなりつつありますね。
MF明神智和7.0実に14試合ぶりの先発出場となったが、”守護聖人”ぶりを今季初めて発揮してくれた!!ボール際をことごとく制する競り合いの強さだけでなく、DFラインと中盤の選手が詰まった時に適切な距離でサポートしてビルドアップを繋いだプレーの多さは凄まじい数。やはり熱さに強いのがこのヒトの特徴なのですね☆
MF家長昭博(31分まで出場)6.5今月に入っての好調をこの日も持続して先制点に絡んだが、前半に額から大出血を負い、途中交代に。遂にレンタル期間満了での今月末の退団が発表された。
MF二川孝広(88分まで出場)5.5ミョウさんとは違って夏に弱さを見せるので・・この日の存在感の薄さは心配です。


FW倉田秋6.5この試合はやや鳴りを潜めたものの、2点目の3人目の動きによるスルーで間接的に得点に絡む動きを見せるなど、黒子にも徹する事が出来るのが彼の今季の成長の証。逆に目立たない事が進化を感じさせるという面白いプレーぶりに”深み”を感じます☆

FWレアンドロ(78分まで出場)6.5貴重な先制ゴールで18試合13ゴール目。他にも惜しいシュートやMF陣とのワンツーやドリブル突破からのチャンスメイクも見せた。しかし、やはり足が攣って途中交代に。遂にレンタル満了での退団決定。神戸なのか?セレッソなのか?もうそんな事はどうでもよくて、とにかく感謝します<m(__)m>


途中出場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

FWパウリーニョ(31分から出場)6.0緊急の途中出場でも直ぐに試合に入って果敢にシュートを狙い、守備にも献身的に動いた。ただし、家長との比較では加地の攻撃参加の活かし方という点で難がある。その分、直線的な攻撃には威力がある。家長の退団でレギュラー奪回する可能性が高いだけに、今後どうなるのか注目の選手になる。
MF岡崎建哉(78分から出場)6.5見事なプロ初ゴールは華麗なバナナシュート。ボランチより前は全ポジションに対応可能な事も大きく、途中出場でも岐阜戦のアシスト含めて結果を残せる点は大きい☆
DFオ・ジェソク(88分から出場)短時間出場のため採点不可。6試合ぶり2試合目の出場となった。

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「ガンバに電撃復帰した宇佐美貴史のポジションは!?」


 新しいアンケートも作りました!!

FWレアンドロ、MF家長の今月末での退団が発表された中、遂に帰ってくる”日本の至宝”をガンバは、長谷川監督はどう生かすのか!?背番号予想なども併せて予想してみてください☆

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2011Jリーグ特命PR部員 hirobrown