ガンバユースの現状とトップ昇格した3選手について☆【J特】 | ヒロ・ゴラッソ

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 昨日、僕が毎年ユニフォームを買ってまして・・・って記事を書いたのですが、買うネーム入りの選手はユース出身者がほとんどっという事で、当ブログの読者の方からユースからのトップ昇格選手について複数のお考えを寄せていただきましたので、今日は僕の中での現在のガンバユースの印象を書きたいと思います。


 http://ameblo.jp/venger/entry-10745771960.html

☝この記事なんかでもJユースカップの記事アップしてますが、毎年大阪長居、または現・金鳥スタジアムでJユースカップの準決勝・決勝をやるので、クリスマス前後くらいに観戦するのにちょうど良いと言う事で毎年足を運んでいます。今年度の準決勝も観戦し、日本代表FWハーフナー・マイクの弟であり、兄よりも1cmすでに高い195cmのCBハーフナー・ニッキ(名古屋グランパスユース)、一昨年のU-16アジアユース選手権で圧倒的な故人技と決定力を披露していたFW南野拓実くん(セレッソ大阪ユース)、昨年のU-17ワールドカップで大活躍したMF石毛秀樹くん(清水エスパルスユース)などの近未来の逸材も観ました。


 残念ながらガンバユースは今季Jユースカップは決勝トーナメント2回戦(2回戦から参戦だったので実質は1回戦)で敗退してしまい、この舞台では観戦できませんでしたが、何度かトップチームの練習と並行して行われていたのを観ている限り、最近は身体的なモノでなく、ボール際の競り合いやレスポンスの部分でのフィジカルの重要性がトレンドになっているのか?この部分でガンバユースが劣勢になる事が多く、主導権を握れないゲームばかりで参考になりません。その部分が弱くて必然的に堅守速攻型になってるかもしれませんし。

 そして、今年からトップ昇格するのが

GK田尻健、DF西野貴治、DF稲森克尚の3選手です。


 DFの二人に関してはトップチームの控え選手主体で行われいるサテライトの練習試合や関西ステップアップリーグに稀に出ているのですが、西野くんに関しては2年生の時からよくこういう場で起用されているのを見受けます。僕が観た試合ではCBでしたし、おそらく本職CBでしょう。右SBやってるのと守備的MFやってるのも観ました。彼には今年からガンバに復帰したDF丹羽大輝に近いイメージがありますね。柔軟性があってボール扱いもまずまずで、コンタクトも強い、という。ただ解りやすいセールスポイント・武器がないかな・・という印象を持ってますが、伸びシロのある千選手だと思います。


 稲森くんに関しては・・・すみません。やはり相手に主導権を握られるユースのゲームしか覚えてないのであまり多くを語れません。ただ、Gkの田尻くんと共に、相手に猛攻を仕掛けられる時間が長いがために、トップ昇格させるにアピール部分が多い、とも言えるかもしれません。

万博に集いし青と黒の戦士 初代ガンバユース監督・現Jリーグ技術委員長の上野山信行


 一昨年にはガンバユースがプリンスリーグ2部に降格するなど”育成のガンバ”の看板は錆びついてきた印象はあります。現在Jリーグの技術委員長として18歳以下の育成・強化・普及に当たっている、初代ガンバユース監督であり、トップチームの強化部長も務めた上野山信行さんがガンバからJリーグへ出向してから育成の部分は暗いです。


 今年度から始まる追手門学院との提携による入寮制度からの多角的な育成がどう出るか?


 正直、最近のトップ昇格選手の定着率が低く、実際に個々が”小粒化”したような印象も多いし、近年のトップチーム躍進とスタイルの定着で大型補強や中心選手の固定化もあり、ユースからの昇格選手の”割って入る場所”がなかったのも事実です。

 しかし、それが分かってるなら昇格した1年目や2年目から他クラブや海外へレンタル移籍・留学させればいいものを、もうほぼ戦力外状態で23歳以降に片道切符のレンタル放出で、代わりに大卒を獲得する。
 これでは【育成】が本末転倒ですよね!?なんのためにユースがあるのか!??タケや藤春くん、ジョンヤには活躍してもらっているのに申し訳ないのですが・・・。

 また、ユースとの連携が感じられないチーム編成や偏る補強も含めてフロントの努力が足りないか、と。

 

 ただこれらはガンバだけでなく、日本サッカー界全体の課題で、18歳~23歳ぐらいの選手の出場機会の確保は協会絡みでの提案が必須ですよね!?現日本サッカー協会の原博実技術委員長は独自のルートでリーグで出場機会に恵まれない若手を集めてスペインのビジャレアルなどで行われるユースのキャンプや大会に参加させて同行したりして個人での努力を続けています。

 また、今年からチリでは実質国内3部リーグに当たるリーグが12チームで編成され、登録選手が25歳以下で、外国籍選手はユース出身しか受け付けない、という若手育成目的のリーグが創設されました。


 ドイツではブンデスリーガのクラブは23歳以下のチームを持って、下部リーグに参戦させる組織を持たないといけないルールも作っています。


 こうしたリーグ、ルールの立ち上げなど、原さんなら出来る能力があると思うので実行してもらいたいです。

 

一部では西野朗前監督の起用法が世代交代を出来ない要因と批判され続けてましたが、海外と比べてJリーグの監督はまだまだ1コーチの側面が大部分と感じる中、近年もFW平井将生、MF武井択也、DF藤春廣輝を継続起用して、DF金正也、DF内田達也、MF横谷繁といった若手にチャンスを与えて経験を積ませ、手応えも得ていた西野監督の手腕は凄いモノだと思いますし、正直これからが楽しみだっただけに・・・。


 話はそれましたが、そんな暗いユースに一筋の光があるのを大きく取り上げておきます!!


中学3年生でユースに飛び級昇格しているMF井手口陽介くんは別格です!!

ミョウさんのようなボール奪取力とタケのような懸命な速いプレスをスピーディな展開の中で出来て、ゲームコントロールも出来る逸材です。シンプルながら個人で仕掛ける術もあり、精度と破壊力のあるミドルシュートなど得点力も持ち合わせているオールラウンドなMFです。

 マイケル・エッシェン(チェルシー・ガーナ代表MF)が一番近いとは思いますが、稲本にも似てる気がします。

とにかく井手口に関しては誰とも比較出来ない唯一無二の可能性と”独創性な個性”を感じます。

 宇佐美の才能はもちろんその遥か上を行きますが、ガンバに今までいなかったタイプであり、現代サッカーのトレンドを持つ井手口にはガンバに革命をもたらす気がするんですよね!!



☝も☚もガンバのユニフォームは期待の星=MF井手口陽介(中学3年)



宇佐美がジュニアユースとユースを2年ずつで昇格したので、井手口が来年の今頃トップチームに昇格するかもしれません。それなら2013年は井手口のユニフォーム購入で決定です☆(笑)

 

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2011Jリーグ特命PR部員 hirobrown