今年もJリーグからはガンバのFWアドリアーノと、レッズのFWエジミウソンがカタールへ移籍していきました。
ガンバに至っては、０７年のマグノ・アウベス、０８年のバレー、０９年のレアンドロ、はたまた間でクルゼイロ
を挟むものの、０５年に所属していたアラウージョを含めると、５件目の成立となっています。レッズもエメルソンの例がありました。
そして、この移籍していったブラジル人FW達は、ガンバとレッズに来る前に、他のJクラブで実績を作っていた選手であり、その完成型の選手をガンバやレッズがより高く買い取った、という形です。
コレは事実であり、「強奪」とか、国内に限っては、「金満主義」のように批判を受けるのも納得できなくもないですが、僕としては、この【買った額よりも、高い額で売る】っていう意味でのビジネスモデルの成立は良い例としてJクラブに捉えていただきたく思っています。
「せっかくエースに育てた選手を」っと思うクラブは、まずその選手をブラジルのクラブから引き抜いた事を思い返すべきですし、「獲得してすぐに売るなんて」っと思う方には、出稼ぎ労働者の境遇に立って物事を考えて見て欲しいっと言いたいもなります。
実際に中東からオファーが来たブラジル人FWを、ガンバサポーターとして何人も観てきましたが、バレー以外はみんなプレーにも悪影響が出ており、残留させても無意味な状態。あの生真面目なマグノ・アウベスまでが無断でサウジアラビアまで契約に行った、っというぐらいに高額オファーで頭がイッパイの状態でした。
そうなると必然的に移籍を容認するしかありません。また、コレを見越してのチーム構成を持て！！っと言われても、昨年のガンバのように、ペドロ・ジュニオールという３億５０００万円という大金叩いて獲得した、巷で予想される【中東行き候補選手】がいて、さらにルーカスとチョ・ジェジンが所属していた上での、移籍を見越してのぜ・カルロスの補強と、C契約の【大化け】に期待のドド獲得だったはずです。しかし、これだけ外国人を同じポジションで固めると、誰かが出場機会が全くまわってこない状態になりますので、中東に誰かが引き抜かれる前に、誰かが不満を溜めて退団してしまいます。また、経営的にコストも嵩むので、全てに置いて不健全な状態に陥りかねません。
ですので、やはり現在のJリーグではまだまだ若手を育成しても、欧州にタダ同然で引き抜かれてしまう、っという我慢の時期ですから、こういった中東へ高く売る！！ってのは資金源となる有効なクラブ運営の例として扱ってもらいたいですね！！
日本人選手の欧州での価値が正当な金額まで上がるまでは、特に重要なやり繰りです！！
あとはJリーグの価値を高めて、アジア諸国に、Jリーグの放映権を売れれば良い収入源になるのですがね・・・・そのためにアジア枠を有効活用して、未開拓のアジア諸国から選手を発掘するとか工夫も必要です。
特にインドネシアやマレーシアは自国リーグの選手に１０００万円単位の年棒を貰う選手もいるようなので、彼等を引き抜いて、Jリーグでプレーしてもらい、僕等が香川や長友、内田を憧れの存在として認識し、スカパーなどで欧州トップリーグや、欧州チャンピオンズリーグのセットを購入するように、インドネシアやマレーシアのテレビ局にJリーグの放映権を売り、彼等が自国出身選手の海外でのプレーを、香川達のように観る、っという習慣を作り出す事が大変重要であり、効果的なリーグ運営に繋がっていくと思います！！！
なので、まずはやっぱりアジア諸国の逸材をしっかりとスカウティングする事が重要だと思いますし、そういった選手をスカウティングするだけでなく、同時にACLなどに出場するクラブの分析、アジア諸国の代表チーム事情や分析をも現地で行うような企業が出てくる事によって、JクラブのACLでのさらなる好成績とリーグの繁栄にも繋がると思います！！
これからのJリーグは、秋春制がどうだ、と議論して、欧州に合わせる事も大事ですが、日本は、Jリーグは、アジアに属している事を再認識し、リーグの価値を独自に創り上げる、という企業努力をしていくべきだと思います！！
少し難しい話も書きましたが、上記のような企業があれば大変魅力的ですし、僕もそんな企業を起こしてみたいです（笑）何語から学べばいいのでしょうかね？
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