Jリーグ第18節、VSサンフレッチェ広島(Home)【J特】 | ヒロ・ゴラッソ

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ガンバ大阪5ー3サンフレッチェ広島

得点者【ガンバ大阪】中澤(3分)、遠藤(34分)、平井(55分)、佐々木(78分)、高木(85分)

【サンフレッチェ広島】森崎浩(45+3分)、中島(74分)、ムジリ(90+4分)

行って来ました!!正直言って、内容的には負けゲーム。ただ世界レベルの決定力でシーズン最多タイの5ゴールで打ち勝ち!!

だけど、打ち合いをした!!って感覚ではないですね・・・・


ガンバ大阪 (Jリーグ18節、VSサンフレッチェ広島)
14平井将生 22李根鎬
11宇佐美貴史 10二川孝広
7遠藤保仁 23武井択也
6下平匠 21加地亮
5山口智(CAP) 2中澤聡太
  1藤ヶ谷陽介  

【選手交代】44分、DF21加地亮☛DF13金承龍

       64分、MF11宇佐美貴史☛DF4高木和道

       69分、FW李根鎬☛MF8佐々木勇人

【ベンチ入り】GK20木村敦志、DF30内田達也、MF25横谷繁、FW18川西翔太


 全くの同じメンバーでスタート。逆に相手が合わせてきたか?


 この試合のスタメンは、前節の首位レイソル戦と全く同じメンバー&システムでした。僕としては分厚いサイド攻撃、波状攻撃があるので、宇佐美をFWにして、バランスを取れる選手を配置してくる、と予想しましたが外れました。

 逆に広島が、出場停止のミキッチの存在が痛かったのか?少し中盤を弄って来ました。当ブログ的には要注意選手であるムジリを外して高萩を入れ、ミキッチの代役には逆サイドから山岸を配置し、左ウイングバックに服部を起用してきました。これにより、技術、個人技、得点力というよりは、運動量や連動を意識し、広島はより中盤で優位に立つ事を想定してきたと考えられます!!


 前回と逆にあっという間に先制点ゲット。も、以降は中盤を支配されるが、遠藤が自ら仕掛けて2点リード。しかし・・・・・・


 試合の方は前回の対戦でキックオフからボールに触れないまま先制点を許したのとは逆に、こちらが開始早々の何でもない位置からのフリーキックに、聡太がボレーで合わせて豪快に先制ゴール!!


 先制点は奪ったものの、ゲームの主導権を握ったのは、やはり広島でした。

特に高萩、森崎浩司がよく前後左右にと流動的にポジションを変える事で、ガンバのマークを絞らせず、空いたスペースに中島や森崎和幸が縦パスを入れて李や佐藤が受けてキープし、中盤以降を押し上げるっという理想的なポゼッションサッカーでした。


 ガンバはこの苦しい時間帯、特に宇佐美がほとんどボールに絡めず、また不得意な守備をつけ込まれ、相手DF森脇にもスペースを与えて防戦に。

 だから宇佐美をFWとか1トップ下とかで使えば良かったのに・・・・・・なんて思ってたのですが・・・この苦しい時間帯を凌いで、効果的なカウンターを見せていました!!アドリアーノがいた時のような誰か一人がドリブルで持ち込むっていうのではなく、3,4人がパスを繋ぐ、連動したカウンターです!!


 そういったカウンターが見え始めていた34分、フタさんからのサイドチェンジに、逆サイドのペナルティエリアぎりぎりの所で、長い距離を走ってきた遠藤が絶妙のトラップで受け、ワンフェイクして切り込んでから右足一閃!!スーパーミドル炸裂!!宇佐美っぽいプレイでした。

 そしてこの時、いつもの遠藤ならパスを選択していたっぽいし、実際に将生が遠藤の縦を抜ける動きをした事で相手DFは相当つられたと思います!!ナイス動き出し将生!!



 試合の方はこういった主導権を持つ広島と、カウンターを狙うガンバの図式が続きました。

しかし、ずっと凌いでいたDF陣に悪夢が・・・不動の右SB加地が負傷。肉離れでしょうか?代わりがいない選手だけに、今季初の完封の流れもあったこのゲーム自体にも暗雲が。


 実際に、その負傷交代により、サイドバックとして不安定さを露呈するスンヨンが出てきた瞬間に、その

ポジションを突かれて失点。入ったばっかりだったので、周囲がケアしてあげないといけない部分があるとはいえ、広島としては狙い通りの結果だったはず。


 そして、直後に前半終了の笛が・・もったいない。加地さんの怪我の具合が心配です。センターバックのカヴァーもしてくれるサイドバックから、センターバックがカヴァーしてあげないといけないサイドバックが入ってきたんだから大変な変更です!!


 内田をアンカーに投入して、タケをサイドバックに入れたりしてくれよ!!!って思ってましたが・・・・


 後半も、主導権は広島に。しかし、少ない決定機をモノにしたのはガンバ。そして、加地の負傷による交代から、システム変更も含めて斬新に修正した西野監督の手腕で3ポイントゲット!!


 後半は1点差に追いついた広島がより攻撃に強度をつけ、穴であるスンヨンの裏にロングボールも使いながら前掛かりに来ました!!


 しかし、この日も、前節同様、”無敵”ぶりを見せる、スターマリオ・グノが数的不利をもモロともしない、ながらも縦へ急ぎすぎないキープで質のある攻撃を仕掛けるガンバは少ないながらも決定機を作っていきました!!


 55分、速攻で前線右サイドへ抜け出したグノがDFを引きつけてから前方斜めのスペースへ走る将生へ絶妙スルーパス。将生の持ち味を最大限引き出した展開から、”らしく”ゲット!!3-1。


 2点差になった事で、相手は一気に選手を3人替えてきました!!


完全に前線を2トップにして人数をかけて来た状況に対し、西野監督は、2トップに対してマークをつけ、カヴァーリングを余らせるよう、3バックを採用すべく、今季リーグ戦初出場となる高木を投入。ウイングバックにスンヨンをあげる事により、精神的に少し楽にはなったスンヨンも硬さは取れた模様。


 そして、ここでなんと!!!”無敵”グノを下げて、スピードスター=勇人を投入!!宇佐美も交代したなか、グノも退くと完全に受け身にまわってしまうのでは・・・・・・・・中盤が間延びしてきたから、スピードを活かせるスペースはあるとはいえども・・・うん、グノは故障上がりの影響もあって、前節同様の時間帯での交代なので、限定されてるのかもしれない、そう思う事にしよう!!っとしていると・・・・。


 より受身にまわった采配からか?深い位置からセットプレーを握られるケースが増え、コーナーキックから失点し、1点差に。


 しかし、この後、この投入された選手が結果を出します!!!


 1点差になった直後の78分、中盤でのパス回しから、思い切った右足ミドルを選択した勇人のグランダーシュートがサイドネットへ突き刺さり、4-2。


 85分には、コーナーキックからのこぼれ球を長身を活かした高木がヘッドで押し込んで5-2と、試合が大方決着へ!!!


 でも、最後の失点は・・またもったいない!!5-3。94分ですよ。直後にホイッスルでしたし。


 課題が多く見つかった試合でしたが、世界レベルの決定力を見せたガンバが勝利!!!シュートは10本で、5ゴールですよ!!また、決定機を作るのが上手いこと!!コレが経験値なのかな?と広島の選手に思わせる”凄さ”を見せつけた試合でした!!!

では最後に個人採点をお楽しみください☆彡


スタメン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

GK藤ヶ谷陽介6.0相手のセンスの良いスルーパスに対し、果敢に飛び出してセーブ。しかし、3失点は痛い。

DF加地亮(44分まで出場)6.0最も計算できる選手の怪我により、彼の離脱後、得点経過は著しく変動した。怪我の具合が気なる。

DF中澤聡太6.0捨て身のクリアでファインプレーも多かったが、背後をよく突かれた。

DF山口智6.0カヴァーリングで何度も決定機を防ぐも、相手のスピードやプレスに対応できない場面もあった。

DF下平匠6.5無理なく攻撃参加も効果的に行い、惜しいシュートも放つ。何かを掴んだか?


MF武井択也7.0相手に主導権が渡る時間が長く、システム変更も行なったゲームにおいて、中盤の底でタフにチームを支え、攻撃時にはセンターバックの間に入って相手のカウンターに対応したりなど、戦術眼の高さが光った☆彡

MF遠藤保仁7.0やはりセットプレーの精度が戻ってきている!!加えて、今日のサイドチェンジをもらってからの少し切り込んでからの強烈ミドル弾は、宇佐美っぽい。自らも仕掛ける場面が多い今月のその運動量は凄まじい範囲でプレーに絡んでいる。

MF二川孝広6.5カウンターの起点となる裏へのパスやサイドチェンジで効果的な速攻をリード。

MF宇佐美貴史(64分まで出場)5.5対面する山岸と森脇に主導権を握られ、あまり持ち味出せず。匠の攻撃参加を施すのに一役かったものの、そのカヴァーにも追われ、早期交代。

FW李根鎬(69分まで出場)7.5今日も無敵ぶりを発揮。ドリブル突破、スピードの活かした方、チャンスメイクに強引さ、全てが良い方向に出るハイパフォーマンスを披露。凄すぎて欧州からのオファーが心配・・・☆彡

FW平井将生6.5相手の浅いDFラインの裏を狙い、オフサイドも多く記録しながらも脅威を与えた。グノからのアシストが素晴らしかったものの、1ゴールを記録し、連続ゴール!!乗ってきた!!!


途中出場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

DF金承龍(44分から出場)5.0投入直後から失点に絡み、繋ぎの横パスのミスも多く足を引っ張った。

DF高木和道(64分から出場)6.5相手が前線に人数をかけて来た時間帯に3バック要因として投入され、劣勢を跳ね返すのに貢献。今季リーグ初出場で、CKからジャイアンなヘディングで初ゴールまでゲット!!

MF佐々木勇人(69分から出場)6.5見事なミドルシュートで追加点ゲット!!縦への脅威だけでなく、久しぶりにシュート力でアピール!!





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