道の駅発酵の里こうざき | 青木隆夫の

道の駅発酵の里こうざき

山梨県都留市のメンバーと4月にオープンした「発酵の里こうざき」を視察。

千葉と茨城の県境、利根川の堤防の下にある施設である。町は、人口から言えばいちばん千葉県で小さい。神崎をこうざきと読める人も少ない。

酒蔵や醤油蔵があることから「発酵」をテーマにしたまちづくりを進めたのが15年前のことである。朝市や酒蔵祭り、発酵フォーラムなどの様々なイベントが開かれていた。

その集大成がこの道の駅ということか。敷地面積1.4ha、建物は3棟に分かれ、農産物・コンビニ、発酵物産館、カフェ・レストランに分かれる。24時間トイレは空調が完備され、この暑さの中でも快適に踏ん張れる。

売上は24時間コンビニ2、農産物3、発酵物産4、レストラン1というバランス。

運営は商工会と町が出資した株式会社(第三セクター)が運営する。出資金は6000万円でその半分はコンビニの内装にあてた。開業して3か月だが、5月の売上が約1億円あり、資金繰りは順調という。素晴らしい成果である。

問題は何か、といえば、農産物だろう。品質は悪くないのに、安売り傾向だ。量もやや少なめ。TVなどで宣伝されるうちは、値段の良い加工食品も売れるが、これらは食卓で長持ちしてしまう。ブームが落ち着けば、日常使う農産物が売上の6~7割を占めなければ、売上が安定しないからだ。



全国各地から取り寄せられた発酵食品の数々。
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レストランの入り口にあるカフェ。

発酵バターを使ったクロワッサンがうまい。

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豚肉の塩麹焼950円だったかな?

ご飯は自分でよそう。

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岩手県おおのミルク村の飲むヨーグルトもあった!
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3棟に分かれた建物合計約1000㎡
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発酵物産館の内部。清潔で従業員もにこやか。
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