モダンクラシック・・・
言葉の通り、伝統的な仕様に新しい時代のニーズを採り入れたモノを指す訳だが、2月に入ってから綴っているダノーのボードはその典型である。
彼の代表作であるHOGはPIGでありながら、それまでのPIGとは全く異なった世界への連れて行ってくれる魔訶不思議なボードである。
ビンテージに代表されるディティール各種を採り込みながらも、操作性に長けた強烈なキックテール、そして、ピンチ気味のレール創り・・・
そのどれもがモダンクラシックの表れではないだろうか?
そんなダノーがHOGとは一味も二味も違ったPIG形状のボードをパーソナルボードとしてSNSで紹介した。
そして、いつしかそのボードの虜になってしまい彼に譲渡を嘆願するも、あっけなく断れてしまった。
ならばと云う事で、正式にオーダーをする事になった訳だが、なんと、ディーラーであるシーコングからも「これは受理できない」との連絡が入った。
これは一体どういう事なのか?
要は、オーダーの内容が複雑すぎる様なのだ。
カリフォルニアへのカスタムオーダーは概ね80%の達成が出来ていれば「成功」な訳なのだが、ダノーに限ってはそれを凌ぐ確率で異なった仕様で送られる事が多々ある様だ。
実際に、以前カスタムオーダーしたマリブチップ・・・
本来なら彼が来日時に持参したノーズグライダーと全く同じデコレーションを要望したのだが、蓋を開けてみればこの有様である。
しかも、フィンにはラットフィンクを入れる様に依頼し、受理されたのが全く反映されず終いであった。
当時は「何故こうなる?」と呆れてしまった程である。
恐らく、これらの経緯から田中さんも「受理出来ない」という結論に達したのではだろうか?
しかも、今回のオーダーは11ft・・・
潰しの効かいないサイズである。
これは致し方が無い所である。
ならば、彼がパーソナルを手放すまで待つしかない。
その後、改めて譲渡の依頼をするも答えは同じである。
しかし、熱意が伝わったのか?
詳細に解り易く再びオーダーを試みた所、なんと、今度は受理してくれたではないか!
ただ、カスタムの詳細が何処まで反映されるのか?
期待と不安を胸に時が経ち、遂に「納品」の連絡が入った。
さぁ、見せてもらおうか!
ダノーの「59カムバック」とやらを!
Keeo Surfing!!!!!