相談事 | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

早いもので今年も残り僅かとなった。

 

 

今年も沢山サーフィンを「させてもらった」。

一見、当たり前の事の様だが冷静に考えると沢山の事柄に感謝をせねばならない。

 

 

家族、仕事、サーフィン業界の方々、そして、気候・・・

これらのどれが欠けても今年のサーフィンライフは成立しなかったのだから、やはり、感謝在りきで「させてもらった」となる。

 

 

冒頭からこんな感じで綴った本日のブログだが12月に入った事もあり、本年で最後とさせて頂きます。

 

 

1月から書き綴って来た中で触れて来なかったが、実はこのブログも今年で10年を迎え、来年は11年目となる。

 

 

思えば、営利目的で無いのに良くここまで書き綴って来たものだと我ながら感心してしまう。

しかし、振り返るとネタの題材となったのは全てサーフィン業界の方々のお陰である。

 

 

近年はSNSの発達もあり、カリフォルニアのコレクター達とダイレクトに情報交換が出来る事が非常に大きく、ブログの内容を構成して行く上でも重宝させてもらっている。

 

 

更には、各シェイパー達とも親交がこれまで以上に深くなっている気がする。

彼らは口を揃えて「お前サーフショップか?」と尋ねるが、「違う!」と答えると「クレイジーだな、でも、面白い」と云った感じで親交が始まる。

 

 

確かに、これだけの本数を個人で抱えていれば「クレイジー」と思われても返す言葉がないが、それが親交の切っ掛けになっているのなら、それもまたアリであろう。

 

 

そんな、やり取りを見てくれているか?

多くの方から相談を受ける事がある。

 

「クラシックボードに乗りたいがどうしたら良い?」

 

この手の相談はブログを立ち上げてから10年間、絶える事なく続いており、最初は「サーフショップへ相談したら?」と促すのだが、それでも相談は尽きない。

 

 

その辺りの事を考察してみると、何となく相談される経緯が解って来た。

「なるほど、要は俺と同じ様なクラシックボードに乗りたいのかな?」と。

 

 

サーフィン業界に限らないが、どんなジャンルにもトレンドと云うものがある。

また、ショップやシェイパーによっては「今はコレを推したい!」との意向もあり、この辺りのマーケット事情が乖離を生んでいるのかも知れない。

 

 

ちょっと嫌らしい表現になるが・・・

要は「どんなサーフィンをしたいか?」ではないだろうか?

 

 

クラシックボードと一言に云っても昨今では非常に横幅があるので、サーファー自身が何処を目指しているかが非常に重要になって来るような気がする。

 

 

トレンドを追い掛けるのであればサーフショップの進む方向について行くのが一番だし、俺の様なクラシックスタイルであれば実在するレーベルのレプリカからクラシックボードに乗る事が一番なのではないだろうか?

 

 

そこで、代表的なモデルをセレクトしてみたので参考にして頂ければ幸いである。

 

 

テイクオフ重視ならば絶対にデューイ・ウェーバーのパフォーマーである。

同じ様なテイクオフの速いボードでスタイリストもあるがパフォーマーの方が圧倒的に速い。

確かに、操作性にはスタイリストに分があるが慣れて来ると気にするレベルではない。

しかし、テイクオフのその先を考えるのであればピンテールモデルに関してはスタイリストもアリではなかろうか?

 

 

ノーズライダーであれば間違いなくビングのヌヒワモデルである。

このボードを一度手に入れてしまえば一生涯付き合って行けると過言では無い。

コンケーブが大き過ぎてテイクオフに支障を来すと云う人もいるかも知れないが、慣れてしまえば気にするレベルではない。

また、ビングはPIGにおいてもレプリカ系のボードの中では群を抜いた安定感があるので一択として考えて良いのではないだろうか?

 

 

そして、これらのボードの先には・・・

シグネチャーモデルの代名詞ともなっているホビーのフィルエドワーズモデルなんて云うのもアリではないだろうか?

纏めて行くと・・・

テイクオフならウェーバーのパフォーマー。

取り回しならウェーバーのスタイリスト。

ノーズライダーならビングのヌヒワモデル。

PIGならビングのクラシックPIG。

色気付いて来たならホビーのエドワーズモデル。

 

 

そして、それらを堪能した後にはタイラーやダノー等を代表するモダンクラシックがあるのだが、ヌヒワモデルを体感した後に彼らのノーズライダーに身を任せると「新たな発見?」もあるのではないだろうか?

 

 

勿論、これは俺の見解に過ぎないが沢山の方々からの相談の応えると自ずとこうなって来るだが、一番大切なのはシッカリとショップスタッフに「これが乗りたい!」と伝える事ではないだろうか?

 

 

昨今、サーフボードは気軽に買える代物では無くなって来ている。

だからこそ、しっかりとした想いの中でクラシックボードと向き合って頂けたらと思う。

そして、ビーチではお会いした時には一緒に「クラシックボード談議」をさせて頂けたら嬉しい限りである。

 

 

本年もお付き合い頂きまして本当にありがとうございました。

2024年が全てのサーファーにとって素晴らしい年である事を切に願っております。

良い年をお迎え下さい。

 

 

Keep Surfing!!!!