実はパーソナルPIGだった・・・ | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

アダム・ダベンポートが削り上げるダベンポートサーフボード。

早いもので彼との付き合いもそこそこの年数になる。

 

 

彼とのやり取りはメールが主な訳だが、そんなやり取りの中で「あのPIGは君のパーソナルなんだよ」と昨年告げられた。

 

 

そのメールの内容には正直驚いたが、一体どこがどう「パーソナル」なのか解らずにいた。

確かに、特別な仕様を採り入れてもらっている自覚はあるが流石にそれが「パーソナル」に結びつくとは思いもしなかったので、アダムに聞き尋ねると・・・

彼は即答で「FINだよ!」と、告げてくれた。

 

 

FINかぁ・・・

確かに、あのFINは特別だけど「俺専用」なのか?

 

 

アダムのPIGは現在2本有しているのだが、それが専用であるのかどうか半信半疑のままガレージから引っ張り出してみた。

image

手前のブルーのPIGは1963年にジェイコブスが用いていたテンプレートから形成されたPIGであり、ノーズにはコンケーブが入る。
奥のレッドは彼のシェイプルームにてミーティングを経て削り上げてもらったPIGである。
 
 
ブルーの方は元々は彼のライダーであるタイラー・クリテリ用に誕生したボードなのだが、俺はそのボードに「ハーフムーンを装着して欲しい!」とのリクエストを投げ掛け削ってもらっている。
 
 
当初、アダムはタイラー・クリテリのボードにハーフムーンを装着するのは難色を示していたが、最終的には了承してもらった経緯がある。
 
 
その時にアダムが採り入れたのがご覧の巨大なハーフムーンである。
image
このハーフムーンはレッドのPIGにも装着してもらっているのだが、当初このフィンはアダムが創り上げる通常のPIGにも採用されていると思ったのだが、先にも綴った様に「君の為に型を起こした」と伝えられた。
 
 
しかし、実際に他のPIGとどの程度異なるのかは比較対象が無いので解らずいたが、先日、ダベンポートのPIGを有する知人とPIGセッションを行った際に対比する機会に遭遇したのだ。
image
左手が友人のダベンポートPIG、そして、右手が俺のPIG・・・
ボトムを返してフィン比較してみるとアダムの云っている意味がようやく理解出来た。
image
明らかに俺のフィンの方が大きい。
明確に対比する為に双方のフィンをクローズアップして対比してみた。
image
うーん・・・
確かに、これはデカい。
と云うよりはデカ過ぎではないだろうか?
優に一回り以上も大きい事が判る。
 
 
こうして対比してみるとアダムが「パーソナル」と云っている事も解らなくもない。
そんな彼はこうも付け加えている・・・
「君はビンテージPIGにも乗っているんだからFINはその位の方が良い」と。
 
 
永遠の初級者である俺にはハードルの高い代物だが、このデカさでもしっかりと機能しているのだから「これはこれで満足」と云った所であろうか?
 
 
兎にも角にも手元にあるPIGはどれも個性的で体感が追いつかないが、サーフィンライフならぬPIGライフを堪能しつつ春のサーフィンを満喫したいと思っている。
 
 

Keep Surfing!!!