ロジャー・ハインツとの出会い | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

カリフォルニアのシールビーチにて多くのサーファーから親しまれているシェイパーがいる。

 

 

半世紀以上のシェイプ歴を誇り、日本のサーフシーンにも四半世紀以上に渡って携わって来た男・・・

彼の名はロジャー・ハインツ。

 

 

若い頃は近隣にあるシェイプ工場に足を運び、その後、様々なボードメーカーで多くの名品に触れて来た云わずと知れたカリフォリニアを代表するレジェンドである。

彼との出会いは俺が個人的に熱望していたベアーのボードからなのだが、これらのやり取りの中で「彼の面倒見の良さ」を感じ、彼に一つのお願いをした事がマイク・ブラックと彼を引きわせる切っ掛けとなった。
 
 
彼是数年前の事になるが、マイクから1本のヴィンテージを譲ってもらった事があった。
 
 
お世辞にも状態が良いとは云えないそのボードはマイクは「欲しいのならあげるよ!」、「金は要らない」と・・・
 
 
実は、カリフォリニア界隈では状態の悪いPIGは二束三文どころか価値などは全く無く、「欲しいならやるよ!」と気前の良い声がアチラコチラから聞こえて来る文化なのだ。
 
 
そんな、彼のボードを譲ってもらった俺は早速「日本に送ってくれ!」と頼む訳だが、彼はシェイパーでもなければサーフショップのオーナーでも無い。
 
 
一介のサーファーなのだ。
 
 
故に、ボードのパッキングや出荷するノウハウが無かった為、俺自身が「取りに行くしかないかな?」と思った矢先にロジャーの顔が浮かんだ。
 
 
彼の面倒見の良さに頼ってみるのも「良いかも?」と、軽い気持ちで相談してみるとロジャーは「君の頼みごとを断る訳が無いだろ」、「OKだよ!」と気持ちよく引き受けてくれたのだ。
 
 
ロジャーには「俺の友人をシールビーチまで向かわせるから・・・」と伝え、そして、マイクがロジャーの下へと向かったのだ。
 
 
マイクは「ロジャーに会えるのか?」、「彼の家に行って良いんだな?本当か?」と少々興奮気味であったが、これが彼らの出会いの切っ掛けとなったのだ。
 
 
そんな出会いから数年後にロジャーがマイクの為にPIGを創りあげる事などは、この時点では双方・・・
いや、俺自身も知る由が無かった訳だが、その辺の事は次回の更新で綴って行きたいと思う。
 
 
 
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