ランスカーソンの乗り心地は? | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

気候や時期によって雨は「恵みの雨」と称えられる事が暫しあるが、その一方で気力を奪ってしまう「悪戯成る雨」もまた存在する。

 

 

とある日の休日、この日は昨晩から降り続いた雨が朝方になっても止む事は無く、ひたすら降り続けていた。

しかし、天気予報によると午後から快晴となる様で、しかも、緩やかなオフショアが訪れるとあった。

 

 

今降っている雨を乗り越えると晴天の中での「サーフィンが楽しめる!」。

この言葉を支えに海支度を試みようとするが如何せん身体が重い。

別に体調が悪い訳では無い。

ただ、雨のせいで?気が乗らないのだ。

 

 

晴天の海が待っている・・・

しかし、身体は重い。

 

 

また、2日前に良い波を堪能した事もあってか?心中では「今日は行くの止めたら?」と囁きかけている様にすら感じる。

 

 

悩む事数秒・・・

今日は行くの止めよう!

その代わりにボードの整理でもするか?

 

 

結果、都合の良い自己決断から、この日は久しぶりにボードガレージの整理をする事にした。

 

 

「僕が尻を叩かないとずっと乗らなそうなボードがあるんで・・・」と、あれこれ持ち出せという友人の声が後押しであったのかも知れない・・・

そんな訳で、一人で出来る範囲でボードを引っ張り出した。

この日は「ケース詰め込んだボードのジャッジ」とテーマを決めて取り掛かる事にした。

 

 

と云うのも、ある程度己の中でテーマを決めておかないと収拾がつかなくなると共に、お蔵入りにするのか?それとも再び乗るのか?そんな他愛もない事由から作業を始めた。

このボード以外にも数多くのボードがワックスアップを待っているのだが、果たして「俺はこれらのボードを堪能出来るのか?」と、整理をすればするほど葛藤が生まれて来る。

 

 

そんな中、1本のボードが目に留まった。

そのボードは憧れのランス・カーソンが手掛けたPIGであった。

着け忘れたのか?どうかは定かではないが本人曰く、「このボードはノーリーシュで乗ってくれ!」と、ロービングが施されてない状態で届いた代物であった。

 

 

ランスさん、「日本ではノーリーシュはマナー違反なんだよ」と伝えても彼に響かないだろうから、ここはイージープラグで対応する事にした。

こう云った作業もビーチに足を向けなかったから「出来るのだ」と自身で納得しながら取り付けたのがこちらである。

乗りたかったけどコイツのせいで躊躇していたが、これで何とか乗る事が出来ると思うと寒空の中のワックスアップも弾んでくると云うものだ。

出番を待ちわびている他のボード達に申し訳ないが、ランスご自慢のハーフムーンの乗り心地を味わってみない事には海を渡った時にランスさんに顔向けが出来ないという訳である。

先日、久しぶりにジーン・クーパーのPIGに乗ってみたが、数年振りに乗ったせいか?当時とは全く異なるボードに感じたのだからサーフボードは本当に奥が深い代物である。

 

 

さて、このランスのPIGは如何様な乗り心地であろうか?

 

 

Keep Surfing!!!!!!