ダノーのノーズグライダー・続き | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

前回の更新で、余りにも前振りが長くなってしまったので、早速、進行したいと思う。

 
 
かつて、表紙を飾ったダノーの愛機、ノーズグライダーに心を奪われて数年・・・
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度々、諦めに至ったが、何故か縁を感じ、気が付けば5度目の縁を感じる事態に遭遇する事になった。

 
 
今回は個人売買という事もあり、何の障害も無く、指定時間に待ち合わせをして、ようやく、念願のノーズグライダーをGETする事なった。
 
 
早速、後輩に報告すると・・・
「何でしたっけ?そのボード?」、「今更じゃないですか?」と、そっけない返事が!!!
 
 
これまで、俺の数々のボード見て来た男にしては、俺のこのボードへの熱意を感じていないのか?
まぁ、良いや、これは俺が紆余曲折の末に入手したボードだ・・・と、前置きが長くなる前に紹介したいと思う。
 
 
このボードこそが、8年間、恋い焦がれていたダノーのノーズグライダーである!
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今回はいつものバックシーンではなく、訪れた湘南にて後輩に手伝ってもらい撮影をした。

 
 
うん。
この色合い、正しく、マリブッチプと同様のグリーン・・・と、思いきや、至る所が異なっている事を入手してみて初めて判った。
 
 
例えば、この様なグリーンラメはマリブチップと同様なのだが、パーソナルだったからか?
このボードには様々な部分でスペシャルな仕立てが施されているのだ。
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それがこのレースの模様をあしらった仕様である。

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この創り込み・・・

確か、HOGでもあった様な?
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そう、このレースのデコレーションはHOGにも成されているダノーのスペシャル・デコレーションである。

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「同じで!」とリクエストしていたにも拘らず、ここまで異なっているとは・・・

全く、カリフォルニアの緩さには頭が痛んで来る。
 
 
ディケールに至ってはマリブッチプ同様に2枚が沿う様に収められているが、この位の事は特別難しいリクエストではなかったのであろうか?
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本来、マリブチップにも入れてもらう予定であったエドロスフォントによる「NOSE GLEDER」のロゴもしっかりと確認出来る。

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そもそも、このボードに恋い焦がれた由縁は、このエドロスフォントによるパンチのあるロゴ体であったのだから、このボードの一番のポイントはここである事は云うまでも無いだろう。

 
 
そして、聳え立つピポッドフィンにはエドロスフォント同様に恋い焦がれていたラットフィンクがしっかりと映えている。
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よく、ステッカーだと思われている人も多い様だが、しっかりとラミネートされている事からホッドロッド好きのダノーが拘って施した事が安易に想像出来るから面白い。

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さて、このボードはれっきとしたノーズライダーである事から、しっかりと深いコンケーブが施されているのも魅力の一つであろう。

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その深さはタイラーのノーズライダーに勝るとも劣らない程の深いコンケーブである事は画像からも察しが付くのではないだろうか?

 
 
そして、肝心の乗り味だが・・・
日頃、PIGが主体となっている事もあり、抜群に乗り易いボードである事を確認出来た。
 
 
キックテールの恩恵により、俺の様な初級者でもスムーズなターンが可能となり、ダノーのホームポイントの特徴でもあるパワーの無い波の対策として考案されたテイクオフの速い創り込みが力の無い湘南の波でも不便を感じる事は無かった。
 
 
更に、抜群の浮遊力・・・
正直、これまでタイラーのノーズライダーが一番相性が良いと思っていたが、ダノーはタイラーを凌ぐ程、俺には相性が良い様に思えた。
 
 
PIGの「操作する」楽しみに心を奪われながらも、「乗り易い」ボードを久しぶりに体感出来た事は非常に喜ばしい事である。
 
 
この対照的な感覚を楽しめるのがサーフィンの醍醐味ではなかろうか?
恋い焦がれていたダノーのボードには、そんな面白さが詰まっていた様に思えてならない。
 
 
KEEP SURFING!!!