最新号の特集はオーストラリア。

オーストラリアと云えば、前回紹介したバルサPIGのピーター・ストッカートが居る国である。
また、オーストラリアはサーフィンが国技でもある国である。
最新号のNALUは、そんな、オーストラリアにスポットを当てた特集となっている。
オーストラリア・・・
思えば、ロングボードを始めて間もない頃は仕事からリタイヤして永住を考えた国でもある。
サーフィンが国技で、物価が非常に安くて、広大な大地に恵まれている事もあり、2,000万円台で3バス、10ベッドルーム、そして、プール付きの家が買える国でもある。
その格安さは遥かにアメリカを凌いでいると云われている。
そんな想いから早十数年、今ではそんな気も無く、生まれ育った日本でサーフィンを楽しむ事に魅了され、今に至っている。
そんな、魅力満載のNALU最新号に、10月に開催された「PIG LUAU JAPAN」の模様が大きく紹介されている。
PIGの魅力は簡単には語りつくせないが、誌面には、その時の楽しさが飛び出して来る様に纏められている。
よく人から、「何故、PIGなのか?」と聞かれる事がある。
理由は色々とあるのだが、興味を持ち始めた頃は大好きな1960年代初頭のサーフボードが「全てPIG」だったからであったが、PIGに乗るにつれ、その魅力にドンドンハマって行った事が最終的な要因だと思う様になった。
今も昔も一向に技量が上達しない俺にPIGの必然性を教えてくれたのが、稲村ケ崎の行岡豪さんだった。
全てのアクションに理由があり、「PIGに乗れれば全てのロングボードを乗りこなす事が出来る」と、力強いアドバイスを頂いた。
また、マイク・ブラックとのコミュニケーションの中でも同様の事が刺激になった事は大きいと思う。
実際に、PIGに執着する様になってからノーズライダーの浮遊感を全身で感じる様になり、ピンテールの機動性の良さに驚かされ、更に、VEEやエッジ等は反応性にも長けている事を感じられる事が出来た。
これらの体感はPIGに執着する前には「全てが当たり前」であり、恩恵を感じる事は出来なかった。
ランス・カーソンが「ベルジーはサーフボーの進化を常に考えていた」と教えてくれたが、時代のディティールを切った貼った様なボードは、もう少し歳を重ねてからでも良いのではないかと教えてくれたのもPIGなのだと思う。
今年はPIGを通して本当に多くの方々にお会いする事が出来た。
そして、色々な意見、想いを聞かせてもらい、沢山の事を勉強する事が出来た。
年内の更新は本日で終了となりますが、春までは怠けて更新に至らない事が多かったが、多くの方々が見て頂いている事に気付き、4月以降はなんとか週一ペースで更新する事が出来た。
早いもので、このブログも5年が経ちますが、来年も引き続き愛読頂ければ嬉しい限りです。
そして、まだお会い出来ていない多くのサーファー達と一緒にサーフィンが出来る事を楽しみにしています。
皆様にとって新しい年が素晴らしい年である事を心から祈っています。
良い年をお迎えください。
ありがとうございました。
Keep Surfing!