BOXフィンのPIG | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

サーフボードのフィンはオンフィンが望ましい・・・

個人的なこの想いは今も昔も変わらない。
 
 
シェイパーがボードの特性を考えフィンをチョイスし、そして、着け位置も定めてくれる。
古き良き時代のサーフボードがそうだった様に・・・
 
 
しかし、昨今の住宅事情、車事情を考えると、そうも言ってはいられない。
 
 
大阪にあるグレッグサーフを尋ねた時の事だった。
ここのオーナーである脇田さんとは、以前、四国の生見でご一緒させて頂いたのだが、その拘り様に一目見たくショップを訪問させてもらった。
 
 
店内には至高のサーフボードが並べられてあり、「ど」クラシックサーファーであれば溜息と感動が同時に訪れる様な素晴らしさを体感出来るショップだ。
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グラスオンされたボードが並ぶ傍らにBOXフィンのボードが並べられていたのを目に止めた時に、「本当はオンフィンだけを扱いたいのだが、大阪の住宅事情等を考えるとBOXフィンも必要なんでね」と、説明してくれた。

 
 
どんなに拘りを強く持ちたくとも、そこは商売である。
ある程度はユーザーのニーズに合わせなければ取残されてしまうのはサーフィン業界だけの話しでは無い。
 
 
 
PIGに限った事では無いのかも知れないが、ハーフムーンを装着したPIGに至ってはフィンの着け位置だけではなく、フィンの抵抗を考えるとBOX自体に負担が掛かりすぎる為、オンフィンが良いのは誰の目から見ても明らかで、こと、クラシックスタイルを好むサーファーであれば誰もがオンフィンに憧れを抱くのではないだろうか?
 
 
しかし、住宅事情や車事情は簡単に変えられる訳では無い。
サーフィンをするだけならば、別にオンフィンに拘る必要も無い。
様々な着け位置、様々なフィンの形状を選べると云う、BOXにはBOXなりの良さがあるのだから。
 
 
実際に、モーリポップによって1964年にリリースされ広められたBOXフィンは1967年以降のサーフシーンではスタンダードなものへと化して行く。
 
 
かなり前置きが長くなったが、今日紹介するフェラールPIGは、我が家の車事情の変化から必要に迫られ手に入れた1本である。
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週に一度の休暇・・・

この日にサーフィンをする時には必ず女房と一緒に海に行くのが習いである。
 
 
別に女房はサーフィンをする訳では無い。
ただ、俺がサーフィンをしている間に車内で本を読んだり、昼寝をしたりして時間を潰し、そして、海から上がると一緒に昼食を摂り、その後、子供を学校に迎えに行く。
 
 
我が家の休暇は、いつしかこれが習いとなったのだが、ここには当然ながら俺のボロ車達は登場しない。
 
 
そう、この時に海に出向く車はファミリーカーなのであるが、最近、このファミリーカーを入れ替えた事によって、それまで中積み出来たオンフィンのボードが出来なくなったのだ。
 
 
ミニバン故に屋根に積むのは面倒。
ましてや、昼食の間もボードを気にしなければならなくなる。
やはり、中積をしたい。
必然的にオンフィンは諦めるしかない。
 
 
オンフィン以外のボードは幾つもあるが、肝心のPIGのBOX仕様が無い。
いや、「単独で行く時だけPIGにして、女房と一緒の時ぐらいはPIGで無くとも良いのでは?」と、何度も自分に言い聞かせる様に念じたが、やはり、PIGに乗りたい。
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そんな諸事情からBOXのフェラールPIGの入手となった訳だが、少々長くなったのでボードの詳細及び入手経緯の続きは次回にしたいと思うので、引き続きお付き合い頂ければ嬉しい限りです。
 
 
Keep Surfing.