1963年にホビーからリリースされた世界初のシグネチャーモデルである、フィル・エドワーズモデルのリリースを皮切りに、これまで一体どれ程のシグネチャーが存在したのだろうか?
1960年代だけでも、かなりのモデルが存在すると言われているが、サーフィンが身近になった1970年代以降はそれらを遥かに超えるシグネチャーが存在していたと推測できる。
1960年代だけでも、かなりのモデルが存在すると言われているが、サーフィンが身近になった1970年代以降はそれらを遥かに超えるシグネチャーが存在していたと推測できる。
今日、紹介するボードは、そんなシグネチャーモデルである。
そのボードは、一見、ランス・カーソンのシグネチャーを彷彿されるアウトラインとストリンガーデザインを持ち合わせており、更にディケールも同様に、ランスモデルからインスパイアーされたかの様なデザインである。
そのボードは、一見、ランス・カーソンのシグネチャーを彷彿されるアウトラインとストリンガーデザインを持ち合わせており、更にディケールも同様に、ランスモデルからインスパイアーされたかの様なデザインである。
シグネチャーの主は、タイラー・ハジキアン。
彼がジェイコブスに在籍した時に誕生したモデルである。
彼がジェイコブスに在籍した時に誕生したモデルである。
実は、このボードはタイラーと親交のある方が長年に渡って所有していたらしいのだが、諸事情で手放す事になり、世話になっているサーフィン業界の方を通して、譲って頂いたモノである。
従って、譲り受けた時の詳細は判らず仕舞いだったので、思い切ってタイラーに聞いてみたところ、「ジェイコブス時のモノ」との事だった。
また、「同じ物を頼めるのか?」と尋ねた所、「出来ない」と即答が返って来てしまった事から、世間で言われている様に「幻」のボードなのかも知れない。
従って、譲り受けた時の詳細は判らず仕舞いだったので、思い切ってタイラーに聞いてみたところ、「ジェイコブス時のモノ」との事だった。
また、「同じ物を頼めるのか?」と尋ねた所、「出来ない」と即答が返って来てしまった事から、世間で言われている様に「幻」のボードなのかも知れない。
90年代に作られただけあって、流石に今のタイラーのクオリティーとは行かないが、ランス・カーソンのシグネチャーを意識した?このボードを見ていると、既に、この頃のタイラーには自身の進むべき「路」がはっきりと見えていたのではないかと思ってしまう。
さて、前置きが長くなってしまう前に、ボードを紹介したいと思う。
ハップ・ジェイコブスのタイラーモデルである。
ハップ・ジェイコブスのタイラーモデルである。

如何であろうか?
完全にランスのアウトラインを意識して見えるのは俺だけであろうか?
また、ストリンガーこそ、5本になっているのだが幅はランスのシグネチャーモデル特有の感覚でバランスが取られている様にも思える。

そういえば、以前、ランスと食事をした時に「貴方の弟子は誰なんですか?」と尋ねた事がある。
すると、彼は真っ先に「タイラーだよ」と言っていた。
タイラーにチップを伝授したのはランスである事は有名な話だが、若しかするとこのボードも造る時にも、ランスのお墨付きがあったのかも知れない。
残念ながら、このボードはBOXフィンの為、俺的には、少々不完全燃焼な気分に駆り立てられるのだが、こうして、ボードにサインを入れていた彼の修行時代のボードを所有出来ているのだから、「良し!」としたいところである。

長さが9.1ftと短めな為、俺には少々短くて、まだ、乗ってはいないのだが、乗り心地はランスのピンテールと比べてどうなのであろうか?
詳細なレビューは出来ないが、いずれ感想をこのブログで公開してみたいと思う。
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