ハワイアン・プロ・デザインズ | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

最近、何故か?このブログを書いている俺の素性がバレて来た。
「なんで、知ってんの?」と、首を傾げたくなる様な話だ。



まぁ、仮に、このブログを俺が世話になっているサーフショップの人が見ているならば、素性がバレるのは当然だが、全く関わりの無い人までが知っているのは、どうなんだろうか?
ショップの人が公にしているのかな?
でも、そんな大人げない行為はしないか・・・
彼らは、きっと「あのボードオタク、好き勝手に書いているよぉ」と笑みを浮かべながら見てくれている筈。



もし、このブログを「楽しみ?」にしていてくれる人がいるならば、ちょっとお願いがあります。



そもそも、このブログは俺のコレクションをマスターベーション的に紹介したいと思った事と、俺の様なクラシック馬鹿の人達とWEB上で意見交換が出来ればと思い、書き始めたブログなので、俺の事は詮索しないで頂きたいと思います。
誰が書いているか判らないから「面白い」と感じてもらえるのだと思うし、素性を知られていないからこそ、好き勝手に書けるのだと思っているので・・・



仮に、俺の素性が判ったとしても、「ボードオタクのたわ言・・・」だと思ってもらえれば有難いです。
そんな訳で、仮に何処かで会って聞かれたとしても「俺じゃないよ!」って、答えますから宜しくです!(アメグラのウルフマン・ジャックの気分でいたいので・・・)



さぁ、お願い事はここまでにしておいて、今日は、みんな大好き?「ハワイアン・プロ・デザインズ」のボードに関して書いてみたいと思う。
因みに、俺は心がチープな人間なので、このブランドは余り好きではありません。
でも、嫌いでも無いです。
かと言って、「持っていないのか?」と言われると、何本も持っています。



そもそも、タカヤマのボードが余り好きじゃないのは、日本国内において非常に高価だからかな?
正直、なんで「こんなに高いの?」って、思うほどだよ。
で、このボードのせいで、「他のメーカーが便乗値上げしたと言っても過言ではない・・・」と、俺は思っている。



俺が、ロングボードを始めた時のタカヤマのボードって、オーシャンサイドの店で、700ドルくらいだった。
ハワイでも800ドルだったかな?
それが、日本では余裕で20万円を超えていた。



そんなの有りかい?
確かに、その金額で購入した人がたくさんいるので、需要と供給のバランスは保たれていると思うのだが、現地の3倍近くの価格は流石にないでしょう?
しかも、タカヤマの晩年のボードは・・・
あっ!
これは、書くのは止めておきましょう。



そんなこんなで、俺は余り好きなにはなれなかった訳だ。
でも、日本では人気があるんだよね。
中古市場でも未だに大きな値崩れはないし、新品もそれなりに売れているらしい。



そこで、サーフィンジャーナリストの知人数名に「なんで、タカヤマのボードって人気あるの?」って、聞いてみたんだ。

俺 「ねぇ、なんで、タカヤマのボードって、あんなに人気あんの?」
ジャ「持っていますよね?」
俺 「うん。何本もね」
ジャ「で、どうだったんですか?」
俺 「凄く乗り易い」
ジャ「でしょう?それが答えですよ」
俺 「いや・・・でも・・・」
ジャ「タカヤマさんのボードって、ショーロクやジョエルの影響だけって、思っている人が多いんですけど、実は人から人への口コミが大きいと言われいるんですよ」
俺 「へぇ・・・」
ジャ「実際に乗ってみて友人に貸してあげるでしょう?そうしたら乗り易くて・・・」
俺 「それで買っちゃう訳だ?」
ジャ「そういう事です。タカヤマさんのボードは緻密に計算されているんです。例えばノーズライダーでも、単なるデビッド・ヌイーバーのコピーじゃないんですよ。自身が考案したにも関わらず、乗り易くする為に様々な思考を凝らしているんです。モデルTや貴方の大好きなPIGだって、同様に乗り易くしてあるんです」
俺 「なるほどね。確かに乗り易いもんね。でも、俺は商売のスタンスが好きになれないんだよねぇ」
ジャ「でも、普通の人はそういうの関係ないと思いますよ。結局は乗り易いボードが一番なんですよ。だから、国内のシェイパー達が挙って、タカヤマさんのコピーを造った訳ですから・・・」
俺 「あぁ、確かにね。'90年代後半から2000年代前半は酷いもんね。みんな、露骨にコピっていたもんね」
ジャ「貴方の大好きなベルジーも、多くのシェイパー達からコピーされたから偉大なんですよ」
俺 「なるほどねぇ」
ジャ「今日はやけに素直ですね。あれだけのコレクションを持っている人と思えないですよ!」
俺 「いやいや、貴方に言われたら誰だって納得するでしょう?」

と、まぁ、こんな感じのやり取りがあった。
要するに、タカヤマのボードって、リアルなヴィンテージレプリカじゃな無いんだよね。
彼本人は1960年代に活躍したシェイパーだけど、ハワイアン・プロ・デザインズは1970年代末期に出て来たブランドなんだから、レプリカを造る必要性は無い訳だ。



ヴィンテージをベースにしているという点では、クーパー、タイラー、ロビーなんかの考えに近いのかな?
そのベースとなっているヴィンテージの乗り易さを「追及」しているのが、ハワイアン・プロ・デザインズという事になるのかな?



タカヤマのボードを購入してから、彼是15年以上経つのだが、実のところ、モデルT以外は下していないのだ。
あのボードが乗り易過ぎて、勘違いする前にジェイコブス・リミテッド、ジョエル・チューダー、ステップデッキ、ダブルエンダー、バルサ等は封印してしまった経緯がある。

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乗り続ければ、こんな俺でもタカヤマを少しでも理解出来るのかな?
良いのは分かっているんだけど、中々踏み込めない俺・・・
いつの日か、タカヤマのボードを持っていて心底「良かった」と思える時が来るのだろうか?
まずは、モデルTを今一度乗ってみましょうかね?



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