シェイパーの系譜 | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

以前、ジーン・クーパーと食事をした際に、こんな質問を彼にしてみた。
「貴方の師匠は誰ですか?」と。
起用に使いこなした箸を膳に置いたクーパーは、「私には師匠はいない」と俺に告げた。



なるほど、彼は元々はファイヤーマンなのだから、誰それに指導を受けながらシェイプを学んだ・・・と言うのは確かにおかしい。
でも、あれだけの作品を造るのだから、きっと誰かの影響を受けている筈?
そこで今一度喰い付いてみた。



「誰の影響も受けなかったのか?」と。
すると、今度は「師匠というのはいないが、友人がシェイプをしていたので、彼のシェイプを見ながら色々と勉強したから、もし師匠を挙げるとするならば、友人かな?」と、言っていた。



前にも書いたが、シェイパーの系譜って、何処まで信憑性があるのか?本当に分らないものだ。
そんな中、更に謎を深める書物が出て来たのでお披露目したいと思う。
これだ。

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これは、シェイパーの系譜を辿った物で、誰が誰の弟子で、師匠なのかが記載されている。
ただ、何処まで史実なのかはとらえ方の問題なのかな?って、所が随所にあるので、あんまり真に受けないほうが良いのかな?



頭に来るのは勿論、デューク・カハナモクである。
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そして、末裔はタイラー・ハジキアン等がいる。
ハワイから海を渡ってカリフォルニアにサーフィンを広げたデュークだが、カリフォルニアからハワイにサーフィンを広げたのは・・・なんと、ディック・ブリューワーなのである。

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そのブリューワーは、ボブ・シェパードの弟子と記載されているので、こういうのを見るとビングさんの弟子でない事が分ったりするから面白い。
圧巻なのが、やはり、ベルジーツリーだ。

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下に降りていくと有名なので、上に上げって行くと、ベルジーの師匠はパターソンになっている。
また、パターソンの師匠がトム・ブレイクとなっている。
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そして、トム・ブレイクの上に来るのが、デュークなのだ。
また、先日他界したホビーにも、しっかりとした系譜がある。

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こうして見ると、近代サーフィンはデュークから始まっているので、暦としては非常に浅い為、追いかけていくのは可能であるから面白かったりする。
ボード集めに、水遊び、そして、歴史の系譜・・・
うーん、クラシックサーフィンは面白いねぇ。
しかし、俺の尊敬するランスがベルジーツリーでなかったのが、意外だった!!!

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