ランス・カーソン | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

ロングボーダーなら、誰もが「ビッグウェンズデー」を観た事があると思う。
ビッグウェンズデーは、監督のジョン・ミリアスと脚本家のデニス・アーバーグの実体験をベースに作られた映画である事は有名だ。



 

以前、知人のジャーナリストが「ベアーのモデルはジェイコブスだって、デニス・アーバーグが言っていて驚いた!」と、言っていた。
一見、あのベアの性格からすると「ベルジーじゃないかな?」と、思うが、脚本家自ら言っているので嘘ではないのであろう。
それに、ベアーのディケールがジェイコブスの菱形から考案された事を考えると、頷ける話である。



 

では、主人公はどうであるかと言えば・・・
これも有名な話であるが、マット・ジョンソンは紛れも無くランス・カーソンである。
監督のミリアスは、当初ランスに出演を依頼した様だが、当のランスが断り実現せずジャン=マイケル・ヴィンセントがマットに扮した事は語るまでも無いと思う。
俺がランスに興味を持つ様になったのは、映画のマット=ランスと知ってからだ。
そして、様々なランスの映像や書物を見てランスのファンになっていった。



 

ランス・カーソンのボードは現在の所、6本所有している。
つい最近、3本ほど処分したので、直近だと9本も所有していた事になる。
今日紹介するこのボードを含む4本はサーファーズで購入したものだが、残りの5本は全て、現地での調達したものばかりだ。



 

さて、早速の紹介だが、これを何故紹介しようと思ったからと言うと、ランスのボードの中でも「ちょっと珍しいかな?」と、思ったからだ。

 

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サイズは、9.8ftなのだが、非常に厚みがあって、ドッシリとした重さがある。
ランスのボードは、全てシグネチャーを所有しているのだが、その全てが異なっているのが魅力的な所だと思う。
やれ、幅が広かったり、厚かったり、長さが微妙だったりと、正にハンドシェープならではの面白さがり、今で言う所のガトへロイのロビー・キーガルの様である。



 

話が反れてしまったが、このボードの面白い所は、カラーをピグメントで入れている所だ。
これまでに9本も所有して来たランスのボードだが、ピグメントはこれだけ!
まぁ、本人は「ピグメントはいつでもOKだぞ!」と、言っているのだが、何故か俺には縁が無かった。

 

イメージ 2

そして、テールブロックが付いているシグネチャーも、ちょっと珍しいかな?

 

イメージ 3

でも、残念ながら・・・
俺の嫌いなBOXなんだよね!
まぁ、これは吊るしで購入したので仕方が無いんだけど、ちょっと気になるよね。

 

イメージ 4

処分した3本も、いずれもBOXだったんだけど、オリジナルフィンもあったので、「1本くらいはBOXがあっても良いかな?」という事で、このボードを残した次第だ。

 

イメージ 5
ちょっと、急ぎ足での紹介になってしまったが、ランス・カーソンは俺にとって、特別な人だ。
だから、彼に会いたくてアメリカに会いに行った。
そしたら、滅茶苦茶、良いおじさんだった。
日本では、ランスの事を色々と悪言う人も多いけど、彼は非常にピュアな人なんだ。
だから、辺に「商売色」が強い人だと警戒してしてしまうのかな?
もしかすると、近い内に再会するかも知れないけど、その時はどんな話をしてもらおうかと、今から楽しみでならない。