ファンタジーアイランド! | Viva '60s SurfStyle!!!

Viva '60s SurfStyle!!!

1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

初めてブログを書きますが、きっと、俺のブログなんか・・・
と言うか、プロフィールなんか語っても誰も興味が無いと思うから、それは後ほどにしておいて・・・
早速、俺が人生で初めてオーダーしたボードのお披露目をしたいと思う。
でも、このボードの紹介と俺の経歴はセットみたいなものだから、自己紹介になっちゃうかな?



 

そもそも、俺が初めてサーフィンをしたのは18歳の夏(と言っても、殆ど19歳になる直前だけどね)。
友人達に進められて始めたのが切欠だね。
最初は、当然サーフィンの「サ」の字も解る筈も無く、敷居の高いサーフショップに行ける訳も無く、友人に薦められたままファインを買って、鶯谷のサーフショップで「初心者セット」を買ったのが始まりだ。
この時は、サーフィンが楽しいとかではなく、所謂「格好付け」みたいな感じで始めたので、専ら夏サーファーだった。
だから、当然、上達なんてする訳も無く、学生生活の4年間で僅か数回しかやらなかった。



 

それから、10年後に仕事関係で知り合った方に、「昔、サーフィンを齧ってました!」なんて、言った所、略強引に海に連れて行かれ、気付けばサーフィンにハマリ出したと言う訳だ。
ここからが俺のロングボード・ライフが始まった訳だね。



 

最初に手にしたサーフボードは、ディック・ブリューワーのパフォーマンスボードだった。
一緒に連れってくれた人の中古なんだけど、サイズは9.2FTでFCS仕様だった。
この譲って貰ったボードがハワイ系のボードだった事もあり、全く乗れず仕舞い・・・



 

「どうしても乗れないんだけど・・・」と、相談すると、今度はランディー・ラリックのベアを譲って貰った。
そう・・・あの「ビッグウェンズデー」のベアである。
でも、これも所謂ハワイ系のボードで、安定感に欠ける・・・
ここまで、書けば察しつくかも知れないが、譲ってくれた人はハワイ系のサーフボードが好きだったので、譲ってくれるボードも必然的にパフォーマンス系が多い訳だ。



 

その後、ランディー・ラリックのベアの見つめながら、映画「「ビッグウェンズデー」をマジマジ観ていると色々な事に気付き始めた。
「俺のベアはフィンが3本だけど、マットやジャックのは1本だ!」とか、「ノーズにボリュームがある」とか・・・
そして、色々調べてみるとロングボードが、クラッシク、パフォーマンス、オールラウンドの3カテゴリーに分かれている事を知った。
さらに、テイクオフを確実にするには浮力が必要だ言う事も解った。
そんな事は、サーフショップの店員に聞けば早かったんだろうけど、この時代はロングボードの専門って無くて、ショートボードのお店のスタッフ目線でロングを分析されてしまったので、「ロングはショートより浮力があるから、何に乗っても大丈夫だよ!」って感じで、自分の理想のボードなど解る筈も無かった訳だ。



 

こうなったら自分の理想のボードを作って貰うしかない!



 

という事で、知り合いにショップを紹介してもらってオーダーをする事に・・・
でも、ここで問題が発生!
なんと、そのショップはショートオンリーのお店で、店長曰く「俺はロングは解らないから、こんなボードが欲しい!」って、メモする様に言われたのだ!



 

おいおいおい・・・何だよ!
参ったなぁ・・・という事で、我流で調べ上げお願いする事に!



 

暫くするとお見せから電話が入った・・・
「あの、この前のボードだけど、ボランクロスは巻けないって!」と、言われてしまったのだ!
そう、この時代のドメスティックブランドはボランは撒いていなかったんだよね。
だからこそ欲しかったんだけど、出来ないものは仕方がないので諦める事に。。。



 

因みに、俺が希望したカスタム内容とは・・・

 

長さ、10FT
幅、24インチ
厚み、9センチ
レールは、50/50
グラスオンフィン
ロッカーは少なめ
カラーはビッグウェンズデーのジャックモデル
スタイルは'60年サーフ

 

と言った感じだ。
テイクオフもろくに出来ないヤツにしては、細かい注文だと思う。
で、完成したのがこのボード!

 

イメージ 1

いかにもテイクオフ重視と言った感じでのアウトラインだね。
でも、出来上がって「失敗かな?」思う点が2つほど出た。
それは、ノーズコンケーブを入れられてしまったのだ!
俺は、今も昔もコンケーブは余り好きではないのだが、シェーパーの荘司さんが「'60スタイル」という事で入れてくれたみたい。
解り辛いけど、薄らと入っているんだよね。

 

イメージ 2

そして、もう一つは、フィンの付け位置!
これも指定をするのを忘れてしまったのだ。
俺は、クラシックなら「最後尾に着くであろう!」と、勝手に思ってしまったのだが、シェーパーは動き易いボードを作る様に心掛けているんだね。
という事で、御覧の位置にフィンが着いているのだ。

 

イメージ 3

でも、この位置のお陰で、このボードが後に「マイ・マジックボード」になるなんて、この頃は知る芳もなかったけどね。



 

あああ・・・
気が付けば、かなりの長文になってしまった!
まぁ、ファーストボードだから仕方がないかな?