おはようございます、そして会えないときのために、こんにちは、こんばんは^^

お久しぶりでございます
この暑さに消耗がちな今日この頃
皆さまも体調にはお気を付け下さいませ

諸事に追われるにかまけて
更新を怠っていたところ
データー保存用のSSDがクラッシュするという
悲劇(喜劇とも…)に見舞われ
途方に暮れた数週間を過ごした
RTS IIIでございます

幾らかは復元出来たものの
飛んだデーターもかなりあり
このブログ用にストックしていた下書きに至っては
すべて全滅という…
これも日頃の行いの悪さ故なのでしょうね
トホホ…此処に極まれリです

 

と、いう事で今回ご紹介いたしますは
1971年に発表され
今年の6月末に
(国内仕様版は7月10日)
SUPER DELUXE EDITION
が発売された

あの"バンド"による、あの"アルバム"からの、あの"曲"です


ではでは

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-My Favorite Things-

#10

YES
-Roundabout-

(2024 REMASTER)
1971

 

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-音量注意でお願いします-

動画再生中に上記画像などをクリックすると再生が止まってしまいます
画像を開きたい方は右クリック後 "新しいタブで開く" をおすすめします

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もはや説明の必要のないビッグネームによる、これまた説明不要ともいえる4thアルバムからのオープニングナンバーとなります。まあ、念の為、バンドについての詳細アルバムの解説を貼っておきますので、興味のある方はご参考にして下さい。

 

本作はプログレッシブ・ロックを語る上で外す事が出来ない一枚であると共に、僕自身がプログレを聴く切っ掛けになった一枚であり、思い出が沢山詰まった作品となります。小学四年生の時に一寸した経緯で、そのジャケットに魅了されたのに始まり、中学校のカビ臭い放送室にて、本作に針を落とし、初めて"視聴"した時の事を今でも鮮明に覚えています。と、本作を語るとなると、幾分ノスタルジア(追憶的心情)に溢れてしまうのはご愛嬌としてお許し下さい。それ程に思い出深い作品であると共に、プログレ沼に引き落とした、僕にとっては親の仇にも匹敵する、業の深い作品と言えるでしょう。

 

ちなみに今回のネタに本作を選んだ理由は下記に記したように、満足度がかなり高かった事もあるのですが、手っ取り早くネタにしやすい、慣れ親しんだアイテムである事に加え、本アルバムタイトル"Fragile=こわれもの"と冒頭に述べたSSDの"クラッシュ=こわれちゃった"を掛けたものでもあります。クラッシュのみの案件でで鑑みれば、英Punk Bandの雄、"The Clash"の名盤"London Calling"も良かったかも…と思ったりもします。

 

さて本作は著名作である事もあり、何度も再発(リマスター&リミックス処理、及び既発品の装丁替え含む)されており、某クリムゾンの”宮殿”と同様、発売アナウンスの度に『何度目だよw』と吐息混じりに財布の紐を開くわけですが、本作の塩梅はどうでしょうか? 2015年に発売された、Steven Wilson氏によるRe-MIXを施された"DEFINITIVE EDITION"が僕の耳には「新鮮な驚き」よりも「例えようもない違和感」と聴こえてしまい、慣れるまでにかなりの時間を要した事もあり、ちょっとばかり不安がありました。が、今回に関しては、その不安は杞憂だった様で、かなり満足度の高い音に聴こえました。僕のリスニング環境では若干高音域が刺さる気もしなくはないですが、問題にする程ではなく、何よりも音の分離感、各音域のツブ立ちの良さが心地良いですね。音に色艶も感じさせます。中音域の厚みにもう少しだけでもぬくもり感が加味されていれば、デジタル的なクリア感とアナログ的なぬくもり感の両立した、良い感じ(”僕の好みの”という意味です)になるのでしょう。その辺は要、僕のリスニング環境の改善と言えるでしょう。まぁ、元々からして大したリスニング環境ではないし、その耳に至っては、繊細さなど欠片も持ち合わせていない無い、とても気の毒な耳であるのは内緒ですよ。

 

今回の再発で面白いのは"DEFINITIVE EDITION"では違和感の塊であったSteven Wilson氏によるNew Re-MIX版が思いの外、大人し目だったことですね。音のクリアさを担保しながら、程よいくぐもり感も感じさせる音色で、実に嫌味のない音に感じました。New MIX版とNew Re-MIX版とを交互に聴き比べるなどして比較してしまうと、確かに物足りなさや若干の違和感を感じてしまうのですが、New Re-MIX版を通して聴く分には嫌な違和感等を感じる事もなく、違いを楽しめると思います。インスト・バージョンも然りです。なお、おまけのオマケであるレアトラック集やライブ音源に関しては、まだ聞き流す程度にしか聞いてないし、今後も聴き込む事は無いであろうと思われるのでコメントは控えたいと思います。LPやDVDに関しては、それぞれ違う事情(LP:視聴するにはそれなりの環境と設備が必須。DVD:5.1chがどうにも苦手で、その為の環境を破棄した経験あり)があり、聴こうとすら思いませんでした。
 

さて、かなりなコレクターズ・アイテム的と言える本作、僕の様にLPやDVDはいらないよ的な方には正直、そう簡単に手が出るお値段ではないのが事実です。実際の所、購入するか否か、かなり悩んだ末にお布施の意味も込めて購入、PCにCD4枚分を取り込んだ後、友人(僕の様なエンジョイ派ではなく、ガチのレコードマニア。僕から見てもどうにかなっちゃてる系の人)に渋一1,5人分+ランチでお譲りする事が出来たので、ほぼノーダメージだったのは幸いでした。LP、DVD無しのCD4枚組での販売アナウンスも今のところ無い様ですし、その予定もしばらくは無いのでしょうね。その代わりと言っては何ですが、ストリーミング配信によりYouTubeほかで”無料”で聴けちゃいます。期限付きなのか、はたまた無期限視聴可なのかは分かりませんが、すごい時代になったものですね…。

 

以下にYouTubeの"yesofficial"によるYes-Fragile(Super Deluxe)(Full ALBUM)のプレイリストへのリンクを貼っておきます。

 

Yes-Fragile(Super Deluxe)(Full ALBUM)のプレイリスト

 

なお、曲間に入るCMが気になる方は使用しているブラウザがGoogle Chromeであるなら、拡張機能に『AdBlock Max』等の広告ブロッカーを導入すると、若干のもたつきを感じるかもしれませんが改善されると思われます。

 

こちらはその"yesofficial"ホームへのリンクです

 

"yesofficial"ホームからはYes-Fragile(Super Deluxe)(Full ALBUM)のプレイリストは探しにくいので、今回ご紹介した2024版Fragileを視聴したい方はダイレクトにプレイリストへ飛んだ方が良いと思われます。ホームからは2003年版REMASTERや2008年版REMASTERのFragileや、その他の作品やメンバーによるインタビュー等も視聴出来るので、ご興味のある方はご参考にして下さい。

 

 

さてさて

冒頭で述べた通り、下書きやネタ帳のデーターの喪失に加え、諸事に追われる日々と云う事もあり、今後、より一層の不定期更新を騙る”放置プレイ”になる事は必至と思われます。ストック分がある程度貯まりさえすれば、安定して投稿出来るのでしょうが、なかなかそうもいかない状況であるのが実情だったりします。まぁ、ゆるゆるとやっていくので、お付き合いしていただければ幸いです。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました

ではでは
失礼いたします

 

 

おはようございます、そして会えないときのために、こんにちは、こんばんは^^

今回ご紹介しますは
先週に引き続き
以前にご紹介した


めくるめく目眩の世界
-VERTIGO RECORDS-


からの個別音源での再登場となります

ではでは


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-My Favorite Things-

#09

MANFRED MANN CHAPTER THREE
-Travelling Lady-

1969

 

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-音量注意でお願いします-

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南アフリカ出身のマンフレッド・マン(Org.)がジャズ・ロックを志向して、イギリスにて結成。前身である自身の名を冠したブリティッシュビート・バンドからの盟友、マイク・ハグ(Pf./Vo.)との双頭グループで、アルバムタイトルを"Volume One"と表記する場合もある様ですね。バンド名の由来は、62年に結成された前身バンドの初期を"CHAPTER ONE"とし、66年から69年の前身バンドの解散までを"CHAPTER TWO"とカウントしての"CHAPTER THREE"となるようです。同年ヴァーティゴ・レーベル第一弾の三番目としてデビューを飾りました。翌年2ndアルバムを発表後、二人は袂を分かち、マイク・ハグはソロにて"CHAPTER THREE"の音楽性を引き継ぎ、マンフレッド・マンはよりプログレ要素を意識した"マンフレッド・マンズ・ アース・バンド"を結成していますが、75年以降は音楽性が変化していったようです。そちらではあのトレヴァー・ラビンも一時期(80年-81年、84年)参加してたようですね。ご紹介の曲はこのアルバムのオープニング・ナンバーであり、永きに渡る彼等の探求の旅路の始まり、と言えるのではないでしょうか

 

おはようございます、そして会えないときのために、こんにちは、こんばんは^^

今回ご紹介しますは
先週ご紹介しました


めくるめく目眩の世界
-VERTIGO RECORDS-


において紹介した曲の
個別音源での再登場となります
今後しばらくの間
同様のパターンが続くと思いますが
お付き合いいただければ幸いです

ではでは


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-My Favorite Things-

#08

COLOSSEUM
-The Valentyne Suite-

Theme:I). January's Search
Theme:II). February's Valentine
Theme:III). The Grass is Always Greener
1969

 

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-音量注意でお願いします-

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本曲は記念すべきヴァーティゴ・レーベルの第一弾の第一号にあたり、彼等にとっては2ndとなる同名アルバムからの選出となります。ジャケットの写真は、言わずもがなのKeefが担当。68年にロンドンにてジョン・ハイズマン(ドラム)を中心に結成された本バンドは翌年5月に1stを、同年の11月に本アルバムを発表しています。ブルーズ・ロックから出発し、ジャズ、ロック、クラシックとの融合を模索したといえる本バンドは、当時の変化し始めたイギリスの音楽シーンを象徴すると同時に、新時代のロックが進んでいく方向性の一つを示す役割を果たしたバンドだったように思います。特に本曲においてのデイブ・グリーンスレイド(ハモンド・オルガン / ヴィブラフォン)の役割は大きく、オルガン・ロックというカテゴリーにおいても、一つの指針を示したのではないでしょうか。もちろん、その他のメンバーの存在も忘れてはならず、各人の技量の極限に挑んたかのような演奏と、巧緻に練られた構築性、それを突き崩すかのようなダイナミズムとの対比を堪能出来ると思います。特に終盤の畳み掛けるような応酬の数々はスリリングで、その熱量は高いです。本作を発表後、ジェームス・リザーランド(ギター / ボーカル)とトニー・リーブス(ベース / プロデュース)が相次いで脱退してしまいますが、新たなメンバーを得た彼等は、次なる一歩へと躍進することとなります。解散(71年)を経て94年に復活。04年にディック・ヘクトール=スミス(テナー / ソプラノ・サックス)が死去、新たなメンバーを加え15年まで活動を続けました。そして18年、バンドの中心人物であるジョン・ハイズマンも儚い存在になってしまいます。が、20年に残されたメンバーにより復活、23年末には71年録音の4thアルバム音源『Upon Tomorrow』を発表、オリジナル・メンバーこそ不在ですが、今もなお、活動し続けています。