おはようございます、そして会えないときのために、こんにちは、こんばんは^^

今回ご紹介しますは
先週ご紹介しました


めくるめく目眩の世界
-VERTIGO RECORDS-


において紹介した曲の
個別音源での再登場となります
今後しばらくの間
同様のパターンが続くと思いますが
お付き合いいただければ幸いです

ではでは


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-My Favorite Things-

#08

COLOSSEUM
-The Valentyne Suite-

Theme:I). January's Search
Theme:II). February's Valentine
Theme:III). The Grass is Always Greener
1969

 

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-音量注意でお願いします-

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本曲は記念すべきヴァーティゴ・レーベルの第一弾の第一号にあたり、彼等にとっては2ndとなる同名アルバムからの選出となります。ジャケットの写真は、言わずもがなのKeefが担当。68年にロンドンにてジョン・ハイズマン(ドラム)を中心に結成された本バンドは翌年5月に1stを、同年の11月に本アルバムを発表しています。ブルーズ・ロックから出発し、ジャズ、ロック、クラシックとの融合を模索したといえる本バンドは、当時の変化し始めたイギリスの音楽シーンを象徴すると同時に、新時代のロックが進んでいく方向性の一つを示す役割を果たしたバンドだったように思います。特に本曲においてのデイブ・グリーンスレイド(ハモンド・オルガン / ヴィブラフォン)の役割は大きく、オルガン・ロックというカテゴリーにおいても、一つの指針を示したのではないでしょうか。もちろん、その他のメンバーの存在も忘れてはならず、各人の技量の極限に挑んたかのような演奏と、巧緻に練られた構築性、それを突き崩すかのようなダイナミズムとの対比を堪能出来ると思います。特に終盤の畳み掛けるような応酬の数々はスリリングで、その熱量は高いです。本作を発表後、ジェームス・リザーランド(ギター / ボーカル)とトニー・リーブス(ベース / プロデュース)が相次いで脱退してしまいますが、新たなメンバーを得た彼等は、次なる一歩へと躍進することとなります。解散(71年)を経て94年に復活。04年にディック・ヘクトール=スミス(テナー / ソプラノ・サックス)が死去、新たなメンバーを加え15年まで活動を続けました。そして18年、バンドの中心人物であるジョン・ハイズマンも儚い存在になってしまいます。が、20年に残されたメンバーにより復活、23年末には71年録音の4thアルバム音源『Upon Tomorrow』を発表、オリジナル・メンバーこそ不在ですが、今もなお、活動し続けています。