おそらく今年最後になるヨーヨーレビューはこちら!
ハイパーヨーヨーでおなじみ株式会社バンダイ製の「モンスターボールヨーヨーコレクション」です!ラス1を回してハイパーボールが当たりました。
株式会社バンダイ商品情報
http://www.bandai.co.jp/catalog/item/4549660200932000.html
仕様
直径・幅:約50mm
重量:約39g
ギャップ幅:約2.4mm
有効幅:約4.7mm
レスポンス:スターバースト
ベアリング:プラスティックベアリング
ベアリング直径:約9.2mm
ベアリング溝直径:約10.5mm
軸:直径4mmレイダータイプ
※すべて実測、ハイパーボールの場合
製品特徴
見た目はまさにモンスターボールそのもの。造形も塗装も高いレベルでまとまっています。
ボタンとその横にある溝は別パーツになっており、これを引き抜くとヨーヨーになります。
はめ込みが固い場合はボディを少しひねってから引き抜きましょう。
開けポンの状態。ストリングはヨーヨー用ストリングのような2本折りのひもではなく、適当な長さに切った2本撚りの紐の先を固結びしたものがついています。強度が低そうなので早めに交換したほうが無難です。
いわゆるセパレータの部分は下に向けて傾斜がついています。サイズA化してシングルループで使うのは難しいかもしれません。サイズKベアリングとレイダースペーサーならそのまま装着可能です。
ベアリングはファイヤーボールのベアリングを小さくした感じのものが採用されています。ヨメガと同じく内径寄りの部分が突出していますが…
反対側は突起が削り取られていました。両面に突起があると回転が阻害されることが分かって急遽削り取ったのかもしれません。
軸は専用品が採用されています。
使用感レポート
回転時間はコカコーラスーパーの半分くらいです。軸とベアリングの嵌合がきついのでストリングを交換しても劇的な回転時間の向上は望めません。ストリングを交換すると今度はストリングとレスポンスの接触が強くなるので逆に回転時間が短くなることもあります。
ブレは強めで、100円ショップで売られているヨーヨーと大差ありません。
しかしながらヨーヨーの基本トリックであるグラビティプル、スローダウン、スリーパー、フォワードパス、インサイドループなどを行なうには十分な性能があるためポケモンが大好きなお子さんが遊ぶヨーヨーとしてはかなり良いアイテムに仕上がっていると思います。
見た目からは想像できないほどループ感が良く、なんとパンチが上がります。過去にも球形のヨーヨーは存在しましたがそのどれよりもループがしやすいヨーヨーだと思います。
一方ストリングプレイはかなり難しいヨーヨーです。ギャップが狭いのでシングルマウントのトラピーズ系ならギリギリOK、エレベーターは若干難しい、という感じ。
球形のため持った時の「しっくり感」はトップクラスです。フォワードパスをするとまるでポケモントレーナーになったかのような気分が味わえて…それだけで楽しくなってきます。
開けポンよりも使いやすくしたい場合はストリングを交換してベアリング内径をドリルやヤスリで4.1mmくらいまで拡張してみて下さい。こうすることで前述の難点が解消され回転時間が向上します。
さらにスペックアップしたい場合はサイズK(内径4mm)とEXスペーサーの組み合わせがおすすめです。あまり広いスペーサーだとブレが生じやすくなるのでゴールドあたりを入れて引き戻しとして使うのが良いでしょう。
ポケモントレーナーなプレイヤーにとって最高のファンアイテム
300円のカプセルトイとは思えないほどの美しい造形、ヨーヨーの基本を押さえた構造と性能。ポケモンとヨーヨーが好きな人にはたまらないファンアイテムだと思います。
レスポンス側の設計をもう少し本格的に(ファイヤーボール的に)すればメインターゲットのお子さんにもヨーヨープレイヤーにも遊びやすいヨーヨーになるので、もしシリーズ化するのであればマイナーチェンジを希望したいところです。
サファリボールやタイマーボール、クイックボールも欲しい…バンダイさん、続編をお待ちしてます!