以前、いくつか宮島の記事を書きました。

 

 

この記事はヴィーガンになって早い段階の記事だったと思います。

この後に宮島入りして具体的な活動を始めました。

 

情報収集、地元民・行政・大学関係者等との関係づくり等を中心に行っています。

 

このころ、市の方針としての「シカの餌やり禁止」と動物愛護派の「シカの餌やり禁止」反対の対立が目立っていました。

なんと観光情報は逆にこの情報で埋もれていました。

 

特に宮島島内でゴミ拾いをしながら、ゴミの問題を確認すると同時にさまざまな情報を集めました。

 

ゴミの問題については、市と動物愛護派が共有する認識で、市も「シカの餌やり禁止」と共に「ゴミの管理の徹底」をスローガンとしていました。

 

さて、伝統工芸復興や観光事業にも触れながら、最終的は、ゴミの問題に注目していました。

 

当時のゴミの量最大ベスト3は

 

1.8月の宮島水上花火大会

2.ゴールデンウィーク

3.年末年始

 

でした。

 

このシーズンになると、通常のゴミ箱だけでなく、特設ゴミ箱が各所に配置されます。

 

宮島水上花火大会は、ゴミについては本当に問題がありました。

 

宮島水上花火大会の観覧エリアの各所に3区画のフェンスが設置されます。

その前にアルバイトの若者を配置して、ゴミを受け取ります。
受け取り方は、3つのゴミ袋を用意して(分別しながら)、ゴミ袋がいっぱいになったら後ろのフェンスに投げ入れます。

 

正直、何をやっているのか?理解できませんでした。

 

ゴミ袋をお客さんに渡して、自身でフェンスに投げ入れればそれで済みます。

 

むしろ、落ちているゴミが問題です。そのままになるからです。
もちろん、ヴェジ達はゴミ拾いです。

 

確か、22時花火大会が終了でした。

 

アルバイトの若者は22時に宮島の桟橋に集合です。22時に間に合うように、フェンス前を片付けます。

 

その後は・・・・

 

何もありません。

 

多くの心あるお客さんは、若者たちが居た場所にどんどんゴミを置いて行きます。

 

お客さんが居なくなった場所を見ると今の今まで人が居たのではないか?という状態が眼前に広がっています。

人がいきなり消失したような状態です。

言葉ではなかなか難しいですが、過去の記事にその写真があったと思います。

 

数年間、22時から2時まで清森神社のある西松原の掃除をしました。2時に宮島島内は完全消灯です。

湿気も高く、2時には体力の限界が来ます。(昼間からずっとですから)

 

その後、6時に地元民と花火実行委員会のメンバーが一斉清掃します。

清掃したところは1年で一番綺麗になるのではないか?と思うぐらいです。

 

ただし、宮島全域ではないので、市街地のみの対応であることは明らかです。
 

そして、綺麗なのは午前中までのお話で、午後にはいつも通りのゴミの量になっていきます。

 

皆さんも疑問に思いませんか?

 

22時から6時、ゴミはどうなっているか?

 

アルバイトの若者が去り、お客さんも引き上げたらどうなりますか?

 

いそいそとあちらこちらからシカが登場しゴミを啄み始めます。

 

これが現実でした。

 

日頃のゴミ拾いでは、走って駆け寄って、シカを遠ざけ、ゴミを拾います。

 

しかし、ゴミとシカの頭数が多すぎて対応ができないのです。

 

この事実は実行委員会事務局に訴えました。

(事務局は、宮島観光協会が代行)

 

しかし、今のところそれが精いっぱいという返事でした。

そして、6時から掃除するから良いのではないかという回答でした。

 

観光協会であるならば、正直、シカのことは関係ないと言えます。

 

しかし・・・・

 

廿日市市環境産業部にはそれが言えません。

 

なぜならば、

 

1.農林水産課
宮島シカ対策協議会を担当している農林水産課があります。

もちろん、「ゴミの管理の徹底」「餌やり禁止」がスローガンです。

 

2.観光課

ここが宮島の花火実行委員会に関わっています。

 

3.循環型社会推進課

以前はもっと別の名称だったと思いますが廿日市市のゴミの対策を行っています。

 

そうです。各課では問題はありませんが、環境産業部としても矛盾が生じているのです。

 

それで、環境産業部の部長に相談することを目標としました。

 

いろいろな人脈を通じて、最後、環境産業部の部長を紹介いただけることになりました。

 

しかし、登場されたのは、環境産業部次長でした。ただし、次長はゴミの対策の課長でもありました。

 

談判させていただいたもののほとんどヒアリングで終わりました。

 

後に聞いたのですが、環境産業部次長は翌年か翌々年に早期退職されてしまいました。

 

ここで、本当にヴェジは心が折れて、宮島から少しづつ離れていきました。

 

久しぶりに宮島地域シカ対策協議会の状況を確認するために資料を確認しました。

 

 

衝撃を受けました。

 

なんと

スローガンの一つ

「ゴミの管理の徹底」「ゴミ投機の抑制」になっています。

 

怒りがこみあげてきました。

 

これは完全に花火大会のゴミは諦めたという宣言ですよね!!

 

花火大会のゴミは毎年発生し、投機とは位置付けられないからです。

 

しかし、廿日市市は耳を傾けてくれかかったかもしれませんが、神様は聞いてくれました。

 

 

中国新聞 4月14日付けの記事です。

 

タイトルを見るだけでは、昨年に引き続き、中止か。

と思いましたが、本文に「半世紀近くの歴史に幕を閉じることになる」と書いてありました。

 

宮島水上花火大会

 

はかなり花火大会の中ではかなりレベルが高いです。

 

あれを見ると地元の花火大会がショボくて耐えられなくなりました。

 

民話調の話を慣れたアナウンサーなのか素敵な話術で魅了し、その後、花火と音楽のコレボレーション。

 

この宮島での開催でなければ、ずっと支持しました。

 

音楽と伝統をずっとやってきたヴェジとしては花火大会の廃止は残念ですが・・・

 

しかし、ゴミも問題だけでなく、動物達が大音響に恐れ惑う声が聞こえてくるんです。

 

なので、飛び上がるぐらい嬉しいです!!

厳島神社の神様!!ありがとうございました。


宮島には素敵な伝統工芸や歴史的な遺産も数多くあります。いかに生かしていくかだけです。

これからは大きなイベントに頼ることのない綺麗な宮島を作っていただきたいと思いました。

宮島の活動についての詳しい記事は下記の「ヴィーガンレポート」に書きました。

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ありがとうございました。

 

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