土が固くなる原因 2 | 化学肥料と農薬に頼らず自然でやさしい美味しさに育つ『炭素循環農法』で野菜を栽培している農家のブログ

化学肥料と農薬に頼らず自然でやさしい美味しさに育つ『炭素循環農法』で野菜を栽培している農家のブログ

2013年7月から近所の耕作放棄地を再生して、農薬や化学肥料は使わない『炭素循環農法』で野菜をつくりはじめました。畑の様子や、無人販売の様子、野菜の作り方などを情報発信して行きます。

昨日に引き続き、

土が固くなる原因

について掘り下げていこうと思います。

昨日は堆肥が少なくて土が固くなっている畑が多い
というお話しをいたしました。

今日はもう一つの原因についてお話します。



土つくりの時に白いやつ使いませんか?

何のためらいもなく使っている“あいつ”…

粒だったり、粉だったり
最近はなんとなく黒ぼったいやつもいますね。

グラウンドでラインを引くことも、あるかも
しれません。

そう、正解は石灰です。

石灰を撒きすぎていて固くなっている畑がすごく
多い事がわかりました。

詳しいことは省きますが
石灰はセメントと同じと考えてください。

教室でもよく話をするのですが、石灰は年間通じて
坪あたり100g位の散布量で十分だと思います。

私の畑も、ここ2年間は石灰をまいていません。
それでも全く問題なく野菜が育ちます。

ただし日常の土つくりが大切だと考えています。

それは有機中心で土つくりをすることです。

私が家庭菜園をはじめたのは4年ほど前です。

その頃は何がなんだかわからないまま、適当に
土つくりをしていました。

もちろん失敗続きでした…。

良い先生に出会って、土つくりの基本を
教えてもらうことで少しづつ知識をつけて
今でこそ少しだけ人に教えることができるように
なりました。

土つくりに有機を使うことが一番大切です。

堆肥は製造の過程で発酵を促進させるために
石灰を使うことも多いです。

色々な方法があるのですが、1つを例にすると
石灰乳という消石灰を水で薄めたものを混ぜる
こともあります。

その後に窒素肥料を施して分解を促進させます。

先日まで私のお店に置いてあった牛ふん堆肥は
石灰成分と苦土成分が入っていますよという
表示がありました。

PHは8.3位だったと記憶しています。
アルカリですね。

これは余談ですが…

あなたは鶏糞を使いますか?

鳥は餌として貝殻を食べるので、それが必ず
糞として出てきます。

有機石灰ですね。

あるメーカーのブレンドしてある高級堆肥には
やはり、貝殻を入れてある事も教えてもらい
ました。

そう、日常から有機中心で野菜を作っていると
自然とバランスが取れた土になっているのです。

この話を教室ですると、みんなで「あ~そうか」
と納得します。

原料が何か?まで追うと、結構色々な発見が
あります。

おもしろいですね。


べじまにあ