いよいよ始まった大プロジェクト!
ベジフルコミュニティいばらきが監修して取り組む、野菜焼酎のプロジェクトです。
茨城を代表する野菜+穀類を私たちが選び、そしてまずは原酒を作っていきます。
もちろん、農産物が一周する、1年がかりです。
私たちも、焼酎の作り方や、特徴がわからないと、どんな野菜を提案すべきか悩ましいということで、まず第一弾は酒蔵見学を兼ねて、仕込みをお手伝いすることに。
今回は、会員でもある生産者、行方市の野原さんのサツマイモ「べにはるか」の仕込みです。
200kgのサツマイモの皮むきをお手伝い。
両端を切り落とし
皮をむいて
傷などで傷んだところを丁寧にそぎ落とす
2時間半かけて、なんとかここまで終えました!
この後は、釜に入れて1時間半かけて蒸しあげ、ペースト状に。
1日休ませてから麹を混ぜて、ぶくぶくと発酵が始まって、アルコールが出来てくると今度は圧力を適度にかけながら蒸留してアルコールや風味などを取り出して行く、濾過して濁りを取る、という作業を経て、原酒になるそうです。
糖質をエサに、アルコールができてくるので、サツマイモは焼酎に好適なのです。
早くご飯ちょーだい!と言ってるようなブクブク音がしてました(笑)
他の原料で仕込んだ樽の中を見せていただきましたよ。
カボチャや蕎麦など、原料によって発酵の匂いも違いました!
また、違う作業工程の時に見学させていただきたいなと思いました。
お昼は、常陸秋そばです!
新そばが待ち遠しいですね!
それから、食後には、日本酒を勉強です。
「松盛」の蔵元、岡部さんへ伺いました。
日本酒の話はまた別の機会に(笑)
それから、常陸太田といえば!
ぶどうまつりでもお世話になった、本多巨峰園さんにも伺いました。
素敵なテラスでぶどう畑を眺めながら、とても気持ちよかったですね。
さてさて、サツマイモが蒸しあがる頃に再び蔵に戻って、今度は焼酎の飲み比べ!
みんなで電車で来た甲斐がありましたよ~
仕込みをするときに、丁寧に雑味の元になるものを取り除いて下処理すると、焼酎はとてもクリアな味わいになるのだと知りました。
長芋焼酎、熟成べにはるか焼酎、金砂郷産蕎麦の焼酎と市販の他のものを飲ませていただいて、味の違いに驚きました!
日本酒のように、同じ原料でも、仕込みの仕方で味が違うんですね。
すごく繊細なお酒だとわかりました、今後の野菜の提案にも、この感覚活かしたいですね。
気持ちよく酔っ払い、電車に揺られて帰路となりました♪
コーディネートしてくださった山口さん、そして剛烈富永酒造さま、ありがとうございました!
一年間、よろしくお願いいたします!!
ベジフルコミュニティいばらき
田野島 万由子/野菜ソムリエ