去る9月2日は野菜講座は前期最終回。
毎月月初めに1度講座を行いますが、8月はお休みを頂た為久々の講義となりました。
今月のテーマとなるお野菜は『里芋』と『茄子』。
今回の講座担当は池田さんと西田さんのベテランお二人です。
今の時期は、まだ里芋も種類は多く出回っておらず、この日用意したのは、『石川早生』と『赤芽芋(セレベス)』の2種。
西田さんはオリジナルの教材を用意して受講生の方々に、丁寧にわかり易く講義を進めていました。
丸茹での里芋を皮を剥きながら試食したり、里芋のモッチリとした食感を楽しむために、小豆餡を絡めた『あんころ里芋』を試食。
甘い味付けされたスィーツ感覚の里芋料理に、受講生さんは目を丸くしていらっしゃったのが、印象的でした。
意外性が功を奏して皆さん完食です。
中には、お酒がイケる口であまり甘いものは食べないと言われる方が、「コレはイケますね~^^」という言葉が聞かれました。
次は、茄子。
『秋茄子は、嫁に食わすな』という言葉があるように、夏から秋にかけて茄子はとても美味しい季節です。
茄子の生産量全国2位(一時1位を獲ったこともあります)の熊本。
茄子も今や様々な種類が出ていますが、今回は熊本で主流の『大長茄子』『肥後ムラサキ』『築陽(でこなす)』を食べ比べしたり、簡単な料理などを実演しながらのレクチャーです。
写真の紙コップの中には、各々の茄子を細長くカットしたものが入っていて、火を通さず生のままで食べて頂き、食感や食味を楽しんで頂きました。
肥後ムラサキは灰汁も少なく、皮を剥いた中身は甘味を感じ、その味はまるでリンゴのようです。
食べ慣れていらっしゃることもあるからか、皆さん肥後ムラサキが一番人気。
径が大きい肥後ムラサキと、大長なすを厚さ1~1.5cmの厚さに切ったものをオイルを薄くひいたホットプレートの上に並べてグリルし、肥後ムラサキにはチーズを、大長茄子には鰹節をトッピングしたものを試食して頂きました。
生で食べた時と、火を通して食べた時の食感の違いをしっかり咀嚼・味わいを確かめながら違いなどを生徒さんは楽しまれていらっしゃいました。
講義終了後、講義で使った同じ種類の野菜を皆さんにお家で楽しんで頂こうとお土産にお渡しし、前期講義は終了しました。
10月から始まる後期も、前期の受講生の方は数名(殆ど?)後期も受講を申し込まれていらっしゃるようでした。
次回はサツマイモとピーマンがテーマです。
(文責) 古閑




