』と『ジャガイモ
』です。さて、はじめは『アスパラガス』についてのレクチャーです。
まずはアスパラガスの生育家庭を、ホワイトボードを使って、稚拙な図で説明をし、次にアスパラガスの栄養やその効能、調理法、選び方、保存方法などをレクチャーした後、実際にアスパラガスを1人1本ずつ持って、可食し易い部分とそうでないところを手でポキっと折って頂くという体験をして頂きました。
大抵は、ピーラーで底から1/3くらいのところを削るという方がいらっしゃいましたが、なかなか削っても筋が残りやすく、食べ辛いので、思い切ってその部分は取り除いて下さいと説明しました。
もっとも・・・エコの観点から、そんな場所も食べたいという方もいらっしゃるかもしれないので、千切りにカットとしてソテーやきんぴらを作ってみてはいかがですかと補足を入れさせて頂きました。
それぞれのアスパラガスを、通常とは違った形で食べていただこうと思い、グリーンアスパラはボイルして、ディルマヨネーズで食べて頂いたり、フレッシュミックスジュースで飲んで頂きました。
ボイルしたグリーンアスパラに、水・クラッシュアイス・牛乳・バナナ・ハチミツをミキサーにかけたドリンク。
受講者さんの中には、アスパラガスが少々苦手と言われる方もいらっしゃったので、飲んで頂けるかちょっと不安だったのですが、「美味しかったです。これは飲めますね。」と、喜んで頂きました。
紫アスパラは金網に乗せて蒸し、紫だったものが熱を通していくうちに緑になっていく様子を見て頂きました。
紫の色はアントシアニンがあるので、完全に緑色になるまで加熱すると、成分が逃げてしまわないうちに、取り上げて、EXバージンオリーブオイルと塩・黒こしょうをかけたシンプルな調理で食べて頂きました。
ホワイトアスパラガスは、瓶詰めや缶詰など柔らかく茹でられたものが主流になっているので、こちらはソテーで食べて頂きました。
そこそこの歯応えと、ほのかな甘味に皆さんからは、意外とこのホワイトアスパラガスのソテーに好印象をもたれていました。
アスパラガスの次は、ジャガイモです。
アスパラガスも同じようにしましたが、レジュメは懐かしのドリル風にしてみました。
滅多に見ることのないジャガイモの花を当ててもらったり、ポイントになる栄養面や見分け方、保存方法、調理方法のセンテンスを穴埋めするような形式をとりました。
皆さん、しっかりレクチャーを聞いて頂いて、ちゃんと穴埋め完成されていました。
その後、実際に食べ比べをして頂きました。
今回用意したじゃがいもは北海道産の『よくねたいも・メークイン』と、熊本県産の『レッドアンデス』と、長崎県産の『出島』の3種。
それぞれの県で出来たイモを味わって頂くのもそうですが、作り方・貯蔵の方法でどのように風味が違うかを楽しんで頂こうと思ってこの3種を選びました。
ジャガイモが持つビタミンCが逃げにくいようにと、よく洗って皮ごと丸茹でしたものを一口大にカットして試食して頂きましたが、人気はCA貯蔵の『よくねたいも』でした。
空調や温度を調整されたことにより、でんぷん質が糖に変わって甘味が増しているので、「じゃがいもじゃないみたい・・・」と、感想を漏らされる方もいらっしゃいました。
さて、今度はジャガイモをいつもとはちょっと違う食べ方で楽しんで頂こうと、2つの調理を目の前で披露しました。
1つは簡易ラクレットオーブンを使ってチーズを溶かし・・・
茹でたじゃがいもをカットして溶かしたチーズを乗せ、黒こしょうをトッピングしたものを食べて頂きました。
これは、ジャガイモとチーズに相互にないものを合わせる事で、完全食になるということを紹介した簡単な料理です。
それから、茹でる・蒸す・焼く・煮る・あげるが主流のジャガイモ料理を、趣向をかえてやったのが、『ジャガイモのチヂミ』です。
ジャガイモを擦りおろして片栗粉を少々加え、刻んだニラや干し桜えびをいれてホットプレートでチヂミを作りました。
本来なら、タレまで用意するところですが、ちょっと珍しいスプレー式の醤油をかけて頂いて、各々塩分の調整をして頂きました。
粉だけで作ってしまうような料理も、野菜の特徴を知って、料理のバリエーションを広げて頂きたいと思い、今回ジャガイモのチヂミを食べて頂きました。
最後に、ご家庭でも食べ比べをして頂こうと思い、今回使用したジャガイモをセットしてお持ち帰り頂きました。
さて、上期の講座は来月7月で最後です。
ネタバレになりますが、テーマは『すいか』と『ゴーヤ』です。
次回は家庭菜園をされる方必見・必聴の『土作り』についてもレクチャーを予定されています。
(文責:古閑)











