1月21日、野菜ソムリエコムにティTOKYOの恒例イベント、

農学博士 菊池秀喜先生の「奥深い果物ワールドPart4〜あなたの好きな果物は?+盆地の農作物はなぜうまい?復習編〜」が中野セントラスパークで開催されました。

 

 

雨男を自負する菊池先生が仰る通り午前中は予定通り雨模様でしたが

いつもの様にこの講座は大変人気で満員御礼でした。

 

 

講座は参加者一人一人に好きな果物を言って頂き

それを菊池先生がホワイトボードに書いていくというように始まりました。

何故か大きなホワイトボード全体を使い色々な場所に果物の名前を書いていかれました。

次にそれぞれの果物の漢字はどう書くかという質問に焦りを感じたのは私だけではなかったと思います。

野菜ソムリエなので野菜果物の漢字はもっと勉強をしなくてはと思いました。

 

 

バラバラにホワイトボードに書かれた果物が実は気候別に分類されたとその後に説明をされました。

 

 

 

そして「盆地の農作物はなぜうまい?」のお話へ。

 

 

「日較差」=1日の最低気温と最高気温の差のこと。

今日は「日較差」という言葉を覚えて帰ってくださいね。とおっしゃる菊地先生。

 

 

冷涼から温暖な気候では味、風味が変化し、

それぞれの果樹栽培にはその自然条件、気温、降雨量が大切であるという事でした。

果樹の種類別に適した気温があり主産地が変化する。

 

 

 

例えばワイン産地のブドウ栽培は北緯30−50度、南緯20−40度の地域が適しているという事です。

盆地の野菜果物が美味しいのは山や丘に囲まれていて肥沃な土壌が形成される為、

野菜は適切な温度と湿度の中で成長しやすくなりこれにより、野菜果物は十分に成熟して甘みや風味が向上します。

 

 

 

後半は樹上完熟リンゴの食べ比べをしました。

「美丘」、「グラニースミス」、「はるか」、「宮美ふじ」、「パインアップルふじ」の5種類。

 

 

 

 

リンゴの食べ比べをする機会は中々無いので貴重な体験だったと思います。

 

 

 

どれも大変美味しかったのですがそれぞれ香り、味がこれだけ違うということを体験しました。

 

時間の関係でワイン産地に関するお話は次回以降になりますが

菊池先生は東京出張の際は出来るだけこの講座を提供したいと嬉しいご意向を戴いています。

 

 

菊池先生の嬉しいお言葉を受けまして

コミュニティTOKYOも引き続き企画してまいります!

「奥深い果物ワールドpart5」もどうぞお楽しみに♪

 

 

レポート

野菜ソムリエ 佐藤晉一(増田純代)