森のバターといわれる果物、 アボカドにはどんな成分が多く含まれているでしょうか?
アボカドは「森のバター」と言われる通り、脂質が多いですね。もちろんナッツほどではないですが。。。
アボカドは木になっているので甘くないですが野菜でなく果物に分類されます。
ほとんどの果物は脂質を含まず、ナッツがだいたい5割以上脂質を含む中で、アボカドは2割ほど脂質を含みます。
同じく甘くなくて果物に分類され脂質が多い物にオリーブやココナッツミルクがあります。
そういう事で、果物の中では世界で一番栄養価、
と言ってもエネルギーが高い果物としてギネスブックに記録された、という事のようです。
その他の栄養素について、例えばアボカドを1/4切れ(30g)ほど食べたとして
ビタミンEは1.0mgとまあまああるようですね。
ネットで調べてみると、中にはアボカドはビタミン・ミネラル豊富で、と書かれているようですが、
まる1個食べた時の事を言っているのでしょうか。
1個も食べると
葉酸、
ビタミンK、
ビタミンB2、
食物繊維はそれなりに摂れるみたいです。
ですが、エネルギーは1個でごはんを小さいごはん茶碗に軽く1杯と同じくらいの量をとってしまうことになります。
脂質が多い事がメインですので、あまり量を食べられなくて痩せている、という高齢者やがん患者などにおすすめです。
やせたい人にはエネルギーを考えると少しが良いでしょうか。
アボカドオイルについては、米国農務省の食品成分表によるとオリーブオイルと同じように
一価不飽和脂肪酸と言って酸化しにくい脂質が多いです。
この脂質は、善玉コレステロールを下げずに悪玉コレステロールを下げるという働きがあります。
動物実験でオリーブオイルみたいな効果が期待できるかも、という論文が出てるみたいですが、
まだまだ研究されてなくて、予防できる病気があります!とは言いにくいですね。。。
アボカドを食べるときの注意点は、1回に1/4個程度を目安に食べると良いと思います。
それだけでも脂質は5g強、エネルギーは50kcal弱程度あります。エネルギーが高いので食べても1/2個程度までにした方が良いでしょうね。
アボカドは食べごろを知るのが難しいですよね。もう食べごろかな?と思って包丁を入れてみたらまだ固かったとか。。。
一般的な食べごろは、皮の色が黒っぽくなってきたか黒いもので、硬さは硬くなくそれでいて柔らかすぎずほどよい硬さのもので、表面にしわがない頃、だそうです。ヘタは取れているとそこの部分から黒くなってしまっていたりするので、ヘタはある物を選ぶことが大切ですね。
アボカドのおすすめレシピは、
アボカドはよくまぐろみたい、と言われますが、まぐろ丼ならぬアボカド丼、アボカドに納豆やしその葉などと一緒にしょう油をかけて食べるとおいしいですね。
また、スライスしたアボカドに7~8mm幅に切った青じそと一緒にぽん酢で食べるのもおいしいです。
☆ラジオNIKKEI 健康エブリデイ2017/12/8にて放送されました。2019年1月6日公表