今回参加した、サンディエゴのシ―ワールドドルフィンプログラムについて書きたいと思います。
まず最初のコミュニケーションは、参加者が横1列になり両手を前にだし、その下をイルカが泳いでいくので優しく触れるというものでした。
泳いでいるイルカの体や背びれに触れた後、次にはイルカがお腹を見せた状態(仰向け)で泳いでくれたので、お腹などのツルツルとした柔らかさもある感触を感じ、参加者全員、興奮状態
その後も、
調教師がピストルで打つ真似をしてイルカが倒れるふりをしたり、
イルカの額のあたりを調教師がこするように触ると甲高い声をタイミングをあわせて発してくれたり、
目の前で高いジャンプを見せてもらったり
と盛りだくさん
個人的にはイルカとキスしたり、イルカの背びれにつかまって一緒に泳ぐげたのがとても貴重な体験となりました
いろんな技やコミュニケーションを間近で見ていて感じたことは、イルカはちゃんと人間とコンタクトをとれる動物だということ
またあの可愛らしい何とも言えない寝ぼけ眼のような目がたまらず、イルカの姿をずっと眼で追い続けていたらいきなり自然と涙があふれてきました
自分でも突然のことにビックリ
その後、プログラム終了後に水槽の中のイルカを眺めていた時も、イルカショーを見ていた時も、他の方が参加した別なイルカプログラムを見ていた時も、自然と涙が溢れ、その回数が増えるごとに心臓を鷲掴みされているような苦しさを感じて呼吸が一時できなくなるような状態に
最終的には感情が解放されて、長年の苦痛から解放されたように感じました
イルカに詳しい方々、専門家の方々が話されていた、
「イルカはお茶目で遊び心にあふれているんだよ。
動物の中でも最も高い知能を持っているといわれているんだよ。」
って言葉に今回深い所で納得。
実際に触れて思ったけれど、
あんなにも自由に楽しんで、賢くて感情豊かな動物、今まで本当に見たことない
その位の感動体験でした
1頭1頭性格が異なるので、それも個性がでて本当に面白かった~
ちなみに、私の場合幼い頃から水族館や動物園等が正直苦手なのですが、某研究論文を読んでイルカに対するイメージが180度変化したので今回シーワールドのプログラムに参加することを決めました。
その説とは、
イルカは決して人間に調教されて指示通りに動いている訳ではなくて、人間とコミュニケーションをとりたいという欲求、好奇心から自らあのように反応している、というもの。
リュック・べッソンの映画「グランブルー」で有名なジャックマイヨールの著書や、龍村仁監督の映画「地球交響曲」や監督の著書の中にもイルカのもつ素晴らしい能力が描かれているし、知られていないだけで多くの素晴らしい研究結果が実際に海外には多くでているので、
個人的に「イルカは多くの人間が信じられないであろう程の能力を実際にもっている」と考えています。
今回のプログラムは、あくまでイルカとの触れ合いというかエンターテイメント色の強いものだったので、ほんの短時間一緒に泳ぐ程度。
なので、私が最も興味のある「私が水中でイルカの鳴き声を聞いた時、イルカの発する周波数、超音波をどのように体感するのか」ということまでは体験できませんでした。
そのあたりは、もっと医療要素の強いドルフィンセラピーを行っている施設が他にあるので、そこでの体験までとっておきたいと思います。
本当は、実際に海で野生のドルフィンと一緒に泳ぐ宿泊付きの周遊ツアーに参加したいところなのですが、なんせ予算オーバーなので。
近々、日本人医療者を対象にドルフィンセラピーについて国内外の医療・海洋の専門家が説明・指導してくれる体験付きの宿泊ツアーが海外で行われるのですが、そちらも高額で今回は見送ることに。
日本ではまだまだ知られていないアニマルセラピー(動物介在療法)ですが、今後もアメリカ国内の様々な場所で体験してきたいと思っています