小説に続いて映画でも観たので、記事にしておきます。


The Hate U Give (2018)
Image via @thehateugivemovie on Instagram


原書と違う部分ももちろんあったけれど、スターの笑顔は原書を読んでイメージしていたとおり、とっても可愛かったです。そのスターを演じるアマンドラ・ステンバーグ(Amandla Stenberg)の演技がとても力強くて泣かされました。他のキャストもみんな魅力的!


小説と映画でどっちがオススメかと訊かれたら、どっちも読んで/観てほしいというのが答えです。映画をお薦めしたい理由は上述のとおり。小説をお薦めしたい理由は、スターの一人称の地の文が面白くて可愛いから。あと、映画でカットされている部分にこそ、黒人でないマイノリティの差別との向き合い方とか、スニッチを取り巻く事情の複雑さとか、いろいろ考えさせられる要素が含まれているからです。そして、英語がある程度以上読める方は、ぜひ原書で読んでみてください。面白いと思います。


それにしても、Rotten Tomatoesで97%のこの映画が、なんで日本で公開されないんだろう……もう文化的損失と言っても過言でないと思うんですが……と思ったら、小説のほうは高校生の読書感想文の課題図書になってたんですね。素晴らしい! 感想文も読んでみたいなぁ。